中国、株価下落が成長に与える影響-先進国とは違う筋書きか

中国株は1996年以降で最も急激な下落に見舞 われ、同国当局は再び利下げに動いた。エコノミストの間では、世界2 位の経済大国である中国での資産価値と成長との関係について議論が活 発化している。

米国や日本など先進国であれば、資産価値の下落が家計に打撃を与 え、消費を減退させて景気に悪影響になるというのがシナリオだ。しか し、中国の場合そう単純ではないようだ。今月27日の中国人民銀行(中 央銀行)による利下げ発表のように、個人投資家が株式取引の主流で株 価下落が金融緩和を促す国では、資産効果の力学が通常とは異なる形で 働くのかもしれない。

18-24日に実施されたエコノミスト調査では、主要株価指数が30日 以内に30%程度下落した場合、成長に与える影響は「無視できる」もの にとどまるだろうと回答したのは17人中9人と、半数余りを占めた。過 去1年間の株価上昇で想定される影響については、中国経済に「結果的 にはポジティブ」と「結果的にはネガティブ」がいずれも5人、「中 立」が8人だった。

一つの理論は、消費ではなく株式への投資を促すとして、株価上昇 は成長にマイナスとなる可能性を指摘する。過去1年で中国の主な株価 指数は約2倍に上昇したが、経済成長は四半世紀ぶりの低水準となって いる。

原題:China’s Tumbling Stocks Are Set to Wallop Economy. Or Not (1)(抜粋)

--取材協力:Michael Heath.

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