市場安定の鍵握る欧州中銀、QEの加速やOMTが選択肢か

ギリシャ危機の深刻化に欧州中央銀行 (ECB)がどのように対応するかが今後数日、市場の安定を維持する 上で極めて重要になるだろう。ストラテジストはこうした見方を示して いる。

ストラテジストによれば、ECBの選択肢としては、現在の量的緩 和(QE)計画下での債券購入の加速や、実際に発動されたことがない 別の国債購入プログラムである「アウトライト・マネタリー・トランザ クション(OMT)」などが挙げられる。

公にコメントする権限がないとして匿名を条件に話した事情に詳し い3人の関係者によると、ECBは29日にドイツやイタリアのものを含 む国債を買い入れた。同関係者によれば、これはQEを通じた通常の買 い入れにほぼ沿うものだったという。

ダンスケ銀行の債券トレーディング責任者、ソーレン・モルク氏 (コペンハーゲン在勤)は「われわれは未知の領域に入っている」と指 摘した上で、ECBの対応が金融市場にとって鍵になるだろうとの見通 しを示した。「これまでのところ、市場は私が予想していたよりも機能 しているが、状況が悪化すれば、より速いペースでのQEプログラムの 前倒しも排除できない」と述べた。

ECBの報道官は日次の債券購入に関してコメントを控えた。

原題:ECB’s Reaction Seen Crucial to Keep Markets Stable on Greece (1)(抜粋)

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