怪しい低位株のような990兆円市場-中国の荒い値動き続く公算

目のくらむほど大幅上昇したかと思えば突然 方向転換し、痛ましいほど落ち込むといった値動きを示し、まるで店頭 市場の低位株のチャートのようだ。

これは米国で取引される値動きの荒い怪しげな株式のチャートでは ない。米市場に次ぐ世界2位の時価総額(8兆1000億ドル=約990兆 円)を持つ中国の上海総合指数の値動きだ。同指数は極端なボラティリ ティ(変動性)が常態化しつつある。

過去最大規模に膨れ上がった信用取引と8000万人を超える個人投資 家の移り気な思惑により、上海総合指数のボラティリティは2008年以来 の高水準となった。ブルームバーグのデータによると、その変動は世界 の主要株価指数の中ではギリシャに次ぐ大きさで、米市場で最も取引の 多い低位株100銘柄の4分の1と同水準だ。

Rスクエアード・マクロ・マネジメント(米アラバマ州)のアンク ール・パテル最高投資責任者(CIO)は電話取材に対し、「これほど 大きな市場の株価指数にこうした高いボラティリティがあるとは思わな いだろう」と指摘。「資金の流出入は非常に大規模で、個人投資家がそ の中心になっている。低位株と同じ特徴だ」と述べた。

リオリエント・グループとサミット・リサーチ・パートナーズによ れば、中国株の荒い値動きがすぐに収束する可能性は低い。

リオリエントの株式セールストレーディング責任者、デビッド・ウ ェルチ氏(香港在勤)は、「中国市場が個人投資家の動きに大きく左右 されることからすると、常に市場センチメントがより大きな影響力を持 つことになる」と指摘。「このことは両方向に働く。上昇方向にも、最 近では下落方向にもだ。機関投資家が主導する市場になるまで、急激な 上げ下げが繰り返されるだろう」と述べた。

原題:The $8 Trillion Penny Stock: China’s Market of Boom-Bust-Repeat(抜粋)

--取材協力:Aleksandra Gjorgievska、Sarah McDonald、Amanda Wang、Tian Chen.

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