きょうの国内市況(6月29日):株式、債券、為替市場

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●日本株ことし2番目下落率、ギリシャ危機でリスク回避-全業種安い

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東京株式相場は大幅に3日続落、主要株価指数はことし2番目の下 落率を記録した。欧州中央銀行(ECB)がギリシャ側の求めた救済プ ログラムの延長を拒否し、デフォルト(債務不履行)の可能性が警戒さ れた。対ユーロを中心とした円高や中国株安も嫌気され、東証1部33業 種は全て安い。

TOPIXの終値は前週末比42.21ポイント(2.5%)安 の1624.82、日経平均株価は596円20銭(2.9%)安の2万109円95銭。両 指数の下落率はともに1月6日(TOPIX2.9%、日経平均3%)以 来、ことし2番目の大きさ。

みずほ投信投資顧問の岡本佳久執行役員は、「30日までに交渉が成 立すると期待値が高まっていたが、冷や水を浴びせられた」と指摘。日 本市場が「情報を織り込むスタート時点とあって、欧州や米国株市場へ の影響がどこまで大きくなるか分からず、投資家はいったんショートか ら入っている」と話していた。

東証1部33業種の下落率上位はガラス・土石製品、保険、その他製 品、ゴム製品、銀行、不動産、証券・商品先物取引、医薬品、電機、機 械など。

東証1部の売買代金上位ではみずほフィナンシャルグループ、三菱 UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループの 3メガバンクが安く、ファーストリテイリングやマツダ、任天堂、ブリ ヂストン、第一生命保険、アステラス製薬、パナソニックなども売られ た。半面、クスリのアオキは逆行して急伸。

東証1部の売買高は25億3827万株、売買代金は2兆6574億円。東証 1部の上昇銘柄数は56、下落銘柄数は1821で全体の97%が下げた。

●債券上昇、ギリシャ協議決裂でリスク回避の買い-0.4%台前半慎重

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債券相場は上昇。ギリシャ債務問題をめぐる欧州連合(EU)との 支援協議が前週末に決裂したことを受け、投資家などからリスク回避の 買いが先行した。一方、長期金利0.4%台前半の水準では買いに慎重と の見方が出ていた。

長期国債先物市場で中心限月9月物は、前週末比40銭高の147円12 銭で取引を開始した後、147円26銭と、中心限月の日中取引ベースで9 日以来の水準まで上伸。午後にかけては伸び悩みとなり、一時は147 円05銭まで水準を切り下げた。しかし、下値は堅く、結局、45銭高 の147円17銭で取引を終えた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の339回債利回 りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より3.5ベ ーシスポイント(bp)低い0.435%で開始後、0.43%と22日以来の低水準 を付け、その後は0.44%で推移。午後はいったん0.445%を付けた後、 再び0.44%で取引されている。

BNPパリバ証券の藤木智久チーフ債券ストラテジストは、ギリシ ャの債務問題に関する協議が前週はやや楽観方向に振れていたため、週 末の協議が決裂したことで各市場でポジションの巻き戻しと説明。「7 月5日の国民投票に関心が向かうも、ギリシャと債権団との溝が深まっ たことで、今後の交渉プロセスの不確実性が高まった」と述べた。た だ、「10年債利回りの0.4%割れには追加的な材料が必要」との見方も 示した。

●ユーロ急落、ギリシャ交渉決裂でユーロ離脱懸念-リスク回避で円高

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東京外国為替市場ではユーロが急落。ギリシャ支援交渉の決裂を受 け、同国のデフォルト(債務不履行)やユーロ圏離脱への懸念が強まっ た。一方、アジア株が大幅安となる中、リスク回避の動きから円は全面 高となった。

週明けのアジア市場ではユーロが前週末から大きく水準を切り下げ て始まった。ユーロ・円相場は一時、前週末終値から4円以上値を下 げ、約1カ月ぶり水準となる1ユーロ=133円78銭まで急落。いった ん135円台後半に値を戻した後、午後には134円台半ばまで再び下げた が、欧州時間にかけては136円台を回復する場面も見られた。

前週末に1ドル=123円台後半だったドル・円相場は123円台を割り 込んで始まり、一時122円11銭と5月26日以来の水準まで円買いが先 行。その後123円台前半まで反発したが、午後には再び122円台半ばまで 値を戻し、3時38分現在は122円70銭前後となっている。

ギリシャのチプラス首相は債権者が提示した歳出削減策を拒否し、 最新の支援条件をめぐり7月5日に国民投票を実施すると表明した。27 日のユーロ圏財務相会合は、ギリシャ側が求めた救済プログラムの延長 を拒否。欧州中央銀行(ECB)もギリシャの銀行向け緊急流動性支援 (ELA)の上限を据え置くことを決め、ギリシャは29日からの銀行閉 鎖と資本規制導入に踏み切った。

クレディ・アグリコル銀行外国為替部の斎藤裕司エグゼクティブ・ ディレクターは、「基本的にはユーロを売って、ドル、円を買いやすい が、レファレンダム(国民投票)の前にギリシャがギブアップする可能 性もある」と指摘。「まだ紆余曲折ある。丸二日の間に何があるかわか らない」と語った。

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