ギリシャの離脱確率高まったと金融界-賭けの受け付けは停止

ギリシャが国民投票を決めたことを受け、エ コノミストやストラテジストなど金融業界の関係者らは同国がユーロ圏 を離脱する確率が高まったとみている。

最も高い確率を想定しているのは元パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)最高経営責任者(CEO)のモハメ ド・エラリアン氏で向こう数週間の離脱確率を85%とみている。モルガ ン・スタンレーは2016年末までに離脱する確率が60%に高まったとの見 方を示した。

チプラス首相は債権団が求める緊縮措置についての国民投票を7月 5日に実施すると発表。ユーロ圏残留の是非を事実上問うことになる が、世論調査によればギリシャ国民の過半数は残留を望んでいる。同国 は金融システムの崩壊を防ぐため、29日から銀行を休業とし資本規制を 導入した。

BNPパリバのエコノミスト、ルイージ・スペランツァ氏は「最終 的には合意に至る可能性の方が高いが、意図せぬ結果がギリシャのユー ロ離脱につながる確率は高まった」と指摘した。同氏は離脱確率を20% とみている。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS) は29日、同確率が40%と先週までの20%から高まったとの見方を示し た。ユーラシア・グループも40%を見込んでいる。従来は30%だった。

ゴールドマン・サックス・グループの欧州チーフエコノミスト、ヒ ュー・ピル氏はギリシャの残留が依然として「基本シナリオ」だが、離 脱のリスクと「不透明感は高まっている」と指摘した。

ブックメーカーのウィリアム・ヒルはギリシャのユーロ圏離脱につ いての賭けに応じることをやめた。状況が「あまりに不安定」だからと いう。賭け率は既に6対1から3対1となり、離脱に1ポンドを賭けて 勝った時にもうかる額は3ポンドと6ポンドから下がっていた。

原題:Wall Street Shortens Odds on Greece Spinning Out of Euro Area(抜粋)

--取材協力:Flavia Krause-Jackson、Garfield Reynolds、Rishaad Salamat.

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