ドイツ債が上昇、ギリシャ危機で質への逃避-スペイン債下げる

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29日の欧州債市場ではドイツ国債が2012年9 月以来の大幅上昇となった。ギリシャのチプラス首相が国民投票実施を 発表、同国のユーロ圏離脱リスクが高まったことを受け、安全とされる ドイツ国債の需要が高まった。

ギリシャ10年債利回りは過去最大の上昇。同国は国内の金融システ ムの崩壊を回避するため銀行を閉鎖し、資本規制を導入した。こうした 状況にもかかわらず、債券市場では本格的なパニックの兆候は見られな いwb。欧州債の指標とされるドイツ10年債は上げ幅を縮小した。スペ イン国債は影響波及の懸念から売られたものの、下げ幅は5月に記録し た大幅安より小さい。

ラボバンク・インターナショナルの金利ストラテジスト、リン・グ レアムテーラー氏(ロンドン在勤)は「リスク回避の流れだ。資本規制 や国民投票などギリシャが打ち出した措置に反応している」とし、「ギ リシャがまだ離脱していないことがある時点で認識され、同国をユーロ 圏の通貨同盟にとどめる動きが出る公算が大きい」と語った。

ロンドン時間午後4時15分現在、ドイツ10年債利回りは前週末比13 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.79%。これは2012 年8月以来の大きな下げ。一時は0.71%と、3日以来の低水準を付け た。同国債(表面利率0.5%、2025年2月償還)価格は1.21上 げ97.335。

スペイン10年債利回りは23bp上昇の2.34%。これは先月5日以来 の大きな上げ。イタリア10年債利回りは22bp上げて2.37%。一時は57 bp上昇した。

ギリシャ10年債利回りは419bp上昇の15.03%で、2012年12月以来 の高水準を付けた。債務再編のあった12年3月に44.21%に達してい た。

原題:Germany’s Bonds Climb as Greek Crisis Escalates; Spain’s Slide(抜粋)

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