【個別銘柄】欧州関連安い、高島屋は急落、薬のアオキは急伸

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29日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

欧州関連株:キヤノン(7751)が前営業日比2.8%安の3965円、マ ツダ(7261)が4.5%安の2384円、日本板硝子(5202)が5.1%安の130 円など。ギリシャと債権団との交渉決裂で同国の債務不履行とユーロ圏 離脱への懸念が強まり、為替市場ではユーロが急落。一時1ユーロ =133円78銭と約1カ月ぶりの安値を付けた。ギリシャは29日から銀行 が休業、資本規制が実施される。

髙島屋(8233):5.6%安の1114円。3-5月期の連結営業利益は 前年同期比1.1%減の74億5100万円だったと、と26日に発表。前年の増 税前の駆け込み需要の影響で国内百貨店が苦戦した。三菱UFJモルガ ン・スタンレー証券は26日、百貨店売上高は4月以降に改善が見られる ものの、競合他社との比較ではやや物足りない印象、と指摘。国内百貨 店事業の第2四半期以降の営業利益回復を確認する必要があるとした。

クスリのアオキ(3398):10%高の5260円。2015年5月期の営業利 益は従来計画68億3000万円を上回る77億7800万円だったと26日に発表。 前の期比では15%増が32%増となる。40店の新規出店に加え医薬品など のヘルス、化粧品などのビューティといった全商品部門で売り上げを伸 ばした。同時に発表した6月既存店売上高の速報は前年同月比7.2%増 で客数、客単価ともに前年実績を上回った。全店売上高は同18%増加。

ホンダ(7267):2.7%安の3927.5円。4月28日に発表した15年3 月期の連結営業利益6517億円を6069億円に修正すると26日発表した。エ アバッグ不具合によるリコールで品質関連費用の見積もりに変更があっ たためで、前の期比では13%減から19%減に減益率が拡大する。

大和証券グループ本社(8601):3.5%安の930.6円。SMBC日興 証券は26日付で投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、目標 株価を1100円から1000円に引き下げた。資本政策の力点がやや将来の成 長志向が強く、株主還元の拡充には時間が必要なことや投資期待リター ンがセクター中央値程度であることを理由とした。16年3月期の連結営 業利益予想を2110億円から1940億円に、17年3月期を2350億円から2110 億円に引き下げた。

ダイキョーニシカワ(4246):2%高の4065円。クレディ・スイス 証券は26日付で投資判断「アウトパフォーム」、目標株価4600円で調査 を開始。自動車の軽量化トレンドという良好な事業環境もあり、高付加 価値の樹脂製品の拡販によるさらなる収益成長が期待できると分析。同 証による16年3月期の連結営業利益予想は128億円(会社計画119億 円)、来期が144億円。

TOTO(5332):3.5%安の2220円。バークレイズ証券は26日付 で投資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」に引き下 げた。株価は17年3月期の業績回復を織り込んだ水準にあり割高感があ ると指摘。国内リフォーム事業、海外事業が営業利益の大半を占めてお り今後も安定的な利益成長を予想するが、海外事業は中国が営業利益の 大半を占めており景気減速による売り上げ減少リスクに留意する必要が あるとした。

T&Dホールディングス(8795):3.5%安の1837円。SMBC日 興証券は26日付で投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に引き 下げた。株価上昇に伴い、想定される投資リターンは金融サービスセク ター内での中央並みと判断。株主還元の拡大や成長施策の実施には時間 が必要と指摘した。目標株価は1800円から1900円に引き上げた。

日本オラクル(4716):6.4%安の5110円。15年5月期の連結営業 利益は前の期比6.3%増の471億円だった、と26日に発表。市場予想 の485億円を下回った。

モリタホールディングス(6455):7.1%高の1183円。発行済み株 式総数の4.41%、金額で25億円を上限に7月1日から自社株買いを実施 すると26日に発表。

ヤマトホールディングス(9064):1.9%安の2359円。4-6月期 の連結営業利益は前年同期比4割減の30億円程度と27日付の日本経済新 聞朝刊が報道。安定収益源だったメール便を3月末に廃止したことが響 いたとした。4月から投入した代替の新サービスでは補いきれず、4- 6月期としては11年ぶりの低い利益水準に落ち込んだという。

ナカバヤシ(7987):1.3%高の238円。発行済み株式総数の3.59% に当たる200万株、5億円上限に自己株を取得すると26日に発表。7 月10日に200万株を消却する。

ヨシックス(3221):11%高の4530円。いちよし経済研究所は26日 付で投資判断を「A(買い)」、フェアバリューを8000円で調査を開始 した。高い投下資本利益率と出店余地の大きさなどを評価。居酒屋業界 は総合居酒屋が苦戦する一方、専門居酒屋は順調な業績展開となってい ると指摘。同社はすしを中心とした専門居酒屋チェーンとして業績拡大 が続くと予想した。16年3月期は営業利益予想は9億円(会社計画8 億3000万円)、来期を10億5000万円とした。

enish(3667):400円(22%)安の1420円でストップ安。15 年12月期の純損益予想を1億8000万円の黒字から16億円の赤字に下方修 正する、と26日に発表。上期にネイティブアプリ「千年の巨神」の売り 上げが振るわなかったことや海外拠点の整理・縮小に伴う特別損失を見 込んでいることが響く。

ナガオカ(6239):石油プラント向け内部装置、取水用スクリーン などを製造、販売する同社が29日、東証ジャスダック市場に新規株式公 開(IPO)した。公開価格の1600円に対し、午前10時15分すぎに形成 された初値は41%高の2250円だった。15年6月期の連結業績計画は売上 高が前期比8.6%減の58億円、営業利益が20%増の2億8200万円。終値 は1950円。

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