5月鉱工業生産は、2カ月ぶりマイナス-「一進一退」

更新日時

5月の鉱工業生産(速報値)は2カ月ぶりに マイナスとなった。経済産業省は「総じてみれば、生産は一進一退で推 移している」との判断を示した。前月は「緩やかな持ち直しの動きがみ られる」としていた。

経産省が29日に発表した生産指数は前月比2.2%低下した。前年同 月比では4.0%低下。輸送機械、化学、電子部品・デバイスなどが低下 した。ブルームバーグによる集計データの前月比の予想中央値は0.8% 低下だった。

出荷指数は前月比1.9%低下した。業種別では、輸送機械、はん 用・生産用・業務用機械、化学などが要因となった。在庫指数は0.8% 低下。業種別では、輸送機械、電気機械、金属製品などが低下し、石 油・石炭製品などが上昇した。

製造工業生産予測指数は6月が前月比1.5%上昇、7月は0.6%上昇 だった。

SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは指標発表後のリ ポートで、「生産予測や市場予想を下回るかなり弱い結果となった。企 業は需要大幅減を受けて減産を迫られた格好だ」と分析。

宮前氏は生産予測について、「計画は緩やかな回復方向となってい る。6月は前月比プラス6%の大幅増産とならなければ4-6月期はプ ラス化しない。7-9月期も減産が続く可能性すらあろう」とみてい る。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE