「Grexit」の名付け親、ギリシャの残留を今は予想

更新日時

ギリシャのユーロ圏離脱のリスクを意味する 「Grexit」という言葉を2012年2月に考案したエコノミストは、 ギリシャが最終的にユーロ圏に残留すると今は考えている。

米銀シティグループのエコノミスト、エブラヒム・ラーバリ氏ら は28日の顧客向けリポートで、「ギリシャの国民投票の結果、『イエ ス』陣営が安定的多数の支持を得るとわれわれは予想しており、ギリシ ャの今年のユーロ圏離脱はなく、その後数年の離脱リスクも低くなると みている」と分析した。

この調査リポートは、ギリシャのチプラス首相が、支援の条件とし てさらなる緊縮策の受け入れの是非を問う国民投票を実施すると発表し た後に公表された。ラーバリ氏らは、ギリシャが1年半以内にユーロを 離脱する確率を3年前に50%と予測し、14年までに確率を90%に引き上 げていた。

シティのエコノミストらは「否決ないし『イエス』でも説得力に欠 ける結果となった場合、債権者機関が最近提案したような措置を実行す る意思と能力を備えた政府の体制が年後半を通じてどのように整うか予 断を許さない」と指摘。その時点で「ギリシャ政府に変化がなければ (あるいは債権者機関の見解に大きな変化がない限り)、それには長い 時間がかかるとしても、ギリシャがユーロ離脱に向けて滑り落ちていく 可能性が極めて高い」との見方を示した。

原題:Economist Who Coined ‘Grexit’ Now Says Greece Will Stay in Euro(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE