ユーロ圏財務相、悪影響の抑制策に重点-ギリシャ国民投票へ

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ユーロ圏各国の財務相はギリシャ救済の取り 組みを棚上げし、重点を自国への悪影響の抑制に移している。ギリシャ では市民ができる限りユーロを引き出すため、銀行の現金自動支払機の 前に列を作った。

ギリシャのチプラス首相は債権者が提示した歳出削減策を拒否し、 最新の支援条件をめぐり7月5日に国民投票を実施すると表明。同国議 会は28日未明に、国民投票を承認した。

27日のブリュッセルでのユーロ圏財務相会合は、ギリシャ側が求め た救済プログラムの延長を拒否。各国財務相はギリシャが銀行を守るた めの措置が必要だと指摘した。欧州中央銀行(ECB)は28日に、ギリ シャの銀行向け緊急流動性支援(ELA)を停止するかどうか協議する 見通し。

アイルランドのヌーナン財務相は記者団に対し、ギリシャで「週明 け29日に銀行が休業する可能性がある」と指摘。「危機の観点から、何 が29日に起きるか見極めるという問題ではない。危機は始まっている」 と述べた。

チプラス首相は議会で国民投票について、ユーロ圏との決裂を意図 していないと発言。債権国の間で極端な意見が優勢となっていると述べ た。

ショイブレ独財務相は会見で記者団に、今後数日間「ギリシャが重 大な困難を経験するだろう」と述べた。

ただ、数カ国の財務相はそうした事態となっても、ギリシャ以外の ユーロ圏の18カ国は危機が最初に同国から拡大した2011-12年に比べて 影響を抑える上でより良い状況にあると指摘した。

原題:Euro Chiefs Seek Damage Control as Greece Heads to Referendum(抜粋)

--取材協力:Nikos Chrysoloras、Mehul Srivastava、Eleni Chrepa、Mark Deen、Ian Wishart、Celeste Perri、Rebecca Christie、Patrick Donahue.

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