中国人民銀が追加利下げ、一部預金準備率下げ-株価急落後に

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中国人民銀行は政策金利である貸出基準金利 を過去最低水準とし、一部銀行を対象に預金準備率を引き下げた。中国 株は26日に5カ月ぶりの大幅安となり、地方政府の債券売却で流動性が 失われていた。中国の利下げは昨年11月以来4度目。

人民銀は27日、貸出基準金利(期間1年)を0.25ポイント下げ て4.85%にするとウェブサイトで発表した。28日から実施する。預金基 準金利(同)も同幅引き下げて2%となる。声明によると、一部銀行へ 預金準備率も0.5ポイント引き下げられる。

中国では5月に工業生産と小売売上高が上向く一方、投資は鈍化 し、政策当局者が反転を望むインフラ支出の弱さが示された。

みずほセキュリティーズアジアのアジア担当チーフエコノミスト、 沈建光氏(香港在勤)は「人民銀は株価急落に伴うパニックが拡大する ことを望んでいない」と指摘。「そうなれば金融の不安定につながる」 と述べた。

野村ホールディングスの中国担当チーフエコノミスト、趙揚氏(香 港在勤)は26日のリポートで、「経済成長の改善の勢いは依然として弱 い」と述べるとともに、「株式市場のセンチメントは弱くなっている」 との見方を示していた。

原題:China Cuts Lending Rate to a Record Low After Stock Market Slump(抜粋)

--取材協力:Kevin Hamlin、Xiaoqing Pi、Emma Dong.

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