米S&P500種企業、自社株買いと配当に営業利益を上回る支出

米S&P500種株価指数を構成する企業が、 営業利益を上回る資金を株主還元に投じ始めている。S&Pダウ・ジョ ーンズ・インデックスの集計データで分かった。

添付チャートでは、現在の強気相場に入った2009年4-6月(第2 四半期)以降のS&P500種企業による自社株買いと配当への支出額に ついて営業利益に対する比率を四半期ベースで示した。

チャートから分かるように、自社株買いと配当は株価上昇開始以降 では15年1-3月(第1四半期)に初めて営業利益比100%を超えた。 S&P500種企業は自社株買いに1441億ドル(約17兆8000億円)を投 じ、配当に936億ドルを支払った。これらの合計は営業利益の104.1%に 相当。昨年10-12月(第4四半期)の95.1%から上昇した。

S&Pダウ・ジョーンズのシニア指数アナリスト、ハワード・シル バーブラット氏は比率上昇について、1株利益を押し上げるため自社株 買いに依存している各社の姿勢を映していると指摘し、S&P500種企 業のうち2割強が今年1-3月期に発行済み株式数を前年同期比で4% 以上圧縮したことを示す数字を引用。「自社株買いを求める圧力が一段 と強まっている」と25日のインタビューで語った。

株主還元費用の営業利益比が前回100%を超えたのは07年4-6月 期。その2四半期後に156.5%でピークを付け、強気相場は終了した。

原題:S&P 500 Spending on Buybacks, Dividends Exceeds Operating Profit(抜粋)

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