米国債(26日):下落、ギリシャ合意観測で逃避需要が後退

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米国債相場は下落。10年債利回りは2週ぶり 高水準となった。ギリシャがデフォルト(債務不履行)回避のため債権 団と合意するとの観測が広がり、米国債の逃避需要が後退した。

米国債投資家はギリシャの債務危機解決に向けた動きと、米経済デ ータの両方に注目している。経済データの内容が明るさを増しており、 米当局が早ければ9月にも利上げに動く可能性が高まっている。7月2 日には6月の雇用統計が発表される。

レイモンド・ジェームズ・アンド・アソシエーツの債券資本市場責 任者、ケビン・ギディス氏は「大半のトレーダーはギリシャをめぐるニ ュースに疲れ切っている」と指摘。「市場は米金融当局の動きに若干備 えつつある。市場は経済データが支持すれば、当局は9月にも利上げに 動くことを望んでいるとしっかり理解している」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後4時59分現在、10年債利回りは前日比6ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇の2.47%。一時2.49%と、日中ベースでは11日以 来の高水準を付けた。週初からは21bp上昇した。

同年債(表面利率2.125%、2025年5月償還)価格は17/32下げて96 31/32。

米経済指標

午前中に発表された6月の米消費者マインド指数は5カ月ぶり高水 準に上昇。この統計発表後も米国債相場は軟調な展開が続いた。6月の 米ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)は96.1と、前月の90.7か ら上昇した。

金融当局者らは利上げ開始のタイミングについて、経済データ次第 との見解を繰り返し表明している。

7月2日発表される6月の雇用統計をめぐっては、ブルームバーグ が実施したエコノミスト調査では、22万7000人(中央値)の雇用増が見 込まれている。

ブルームバーグがまとめた先物データによれば、9月利上げの確率 が38%、12月までの利上げの確率は73%とそれぞれ見込まれている。

原題:Treasury Yields Surge to Two-Week High as Refuge Appeal Fades(抜粋)

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