アジア・太平洋株式サマリー:上海総合が大幅安、印株も下落

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国・香港株式市況】

26日の中国株式相場は急落。上海総合指数は約5カ月ぶりの大幅安 で、弱気相場入りの一歩手前となった。信用取引で買っていた投資家が ポジションを縮小したほか、モルガン・スタンレーが本土株の買いを控 えるよう顧客に助言し、バリュエーション(株価評価)が高過ぎると警 告する他社と同様の見解を示した。

上海総合指数は前日比7.4%安の4192.87で終了。今年の高値からの 下落率は19%となった。ヘッジ需要の急増で、中国の株価指数先物は1 営業日の値幅制限いっぱいの10%安となった。

モルガン・スタンレーは26日付リポートで、12日に付けた上海総合 指数の今年の高値が強気相場の頂点だった公算が大きいとし、中国本土 株の買いを控えるよう顧客に助言した。同行のアジア・新興市場戦略責 任者ジョナサン・ガーナー氏(香港在勤)は「今の水準は恐らく買いに 入る底ではない」と指摘。「上海総合と深圳総合、創業板の各指数は相 場サイクルの頂点を付けた可能性が高いと考える」と記した。

中国株は今月中旬まで、テクノロジー株と小型株がけん引する形で 世界の主要株価指数で最も大幅に上昇していたが、この日はこうした銘 柄を中心に下げがきつくなった。深圳証券取引所の小型株から成る創業 板指数は前日比8.9%安で引け、今月3日の高値からの下落率が27%と なった。深圳総合指数も前日比7.9%安で、弱気相場入りした。

CSI300指数は前日比7.9%安。香港市場ではハンセン中国企業株 (H株)指数が2.8%安、ハンセン指数が1.8%安で引けた。

上海証取の信用買い残は25日に1兆4200億元(約28兆2000億円)規 模と、4日連続で減少した。

【インド株式市況】

26日のインド株式相場は下落。難航したままのギリシャ債務協議が 重しとなっている。指標のS&P・BSEセンセックスは週間ベースで はプラスとなった。

時価総額でインド最大の民間銀行、ICICI銀行は2週間ぶりの 大幅安。国内最大のエンジニアリング会社ラーセン・アンド・トゥブロ は前日付けた約3カ月ぶり高値から反落。国内最大の発電設備メーカ ー、バーラト重電機は3日ぶりに値下がりした。

センセックスは前日比0.3%安の27811.84で終了。週間ベースの上 昇率は1.8%に縮小した。30日に支払い期限を迎えるギリシャと救済条 件で合意できるか、ユーロ圏の財務相らは27日に再び話し合う。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比1.5%安の5545.89。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比0.3%高の2090.26。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比0.2%安の9462.57。

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