JPモルガン、モルガンSへ移籍の元幹部提訴-人材流出阻止

米銀JPモルガン・チェースの2部門はライ バルのモルガン・スタンレーに移籍した元幹部6人が顧客や同僚を引き 抜くことを禁じる裁判所命令を求める訴えを起こした。

訴状によると、バイスプレジテント1人とエグゼクティブディレク ター2人、マネジングディレクター3人の計6人は2月に一斉に退職 し、その後モルガン・スタンレー入りした。ニュージャージー州モリス タウンにあるJPモルガンのプライベートバンク・オフィスに勤務して いた6人に対して、同社は企業情報の窃盗と忠実義務違反を主張してい る。

裁判文書によると、ニュージャージー州にある連邦地裁のマデレ ン・コックス・アリオ判事は7月6日にこの件について審理を始めると している。元幹部らの弁護団は強制命令の申請に反論し、顧客の連絡先 データは企業秘密ではなく、被害が差し迫っていることを証明できてい ないと主張。顧客勧誘は合法的だとし、両社が署名している採用協定に 言及した。

モルガン・スタンレーの広報担当、ジム・ウィギンズ氏は、この協 定によってアドバイザーは顧客の指名や連絡先、口座種別などの基本的 情報を持って他社に移籍できると指摘。「どことビジネスをしたいかに ついて最終的に決めるのは顧客だ」と述べた。5月7日に提出された今 回の申し立てでは同社は被告ではなく、ウィギンズ氏は訴訟自体にはコ メントを避けた。

原題:JPMorgan Sues Morgan Stanley Recruits in Hiring Rules Spat (2)(抜粋)

--取材協力:Hugh Son.

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