社用ジェットなどぜいたく品を売却へ-独ティッセンクルップ

ドイツの鉄鋼会社ティッセンクルップは、社 用ジェット機「ファルコン2000LX」を売却し、ぜいたく品資産を手放 すという約束を果たしつつある。社用ジェット機は同社の過去の浪費を 象徴していた。

ティッセンクルップのグイド・ケルクホフ最高財務責任者 (CFO)はエッセンにある本社でインタビューに応じ、10人乗りのジ ェット機をここ数週間に「簿価のほぼ2倍」の価格で売却したことを明 らかにした。売却価格を公表するのは控えた。

ハインリヒ・ヒージンガー最高経営責任者(CEO)は204年の歴 史を誇る同社の文化を変えることを目指している。同社は度重なる価格 操作と贈収賄スキャンダル、米州での事業拡張の失敗から回復途上にあ り、昨年11月に4年ぶりの黒字転換を発表した。

同社幹部とゲストが50年余りにわたり得ていた特権の1つが社用ジ ェット機の利用だ。同社の狩猟場でのシカやヤギなどの狩りやドイツ北 部のキールにある24部屋のヨットクラブホテルの利用なども特権の一部 だ。

ティッセンクルップはエッセンのバルデニー湖を見下ろす邸宅も売 却する。この邸宅には、60年にわたって同社に君臨した元CEO兼会長 のベルトホルト・バイツ氏が住んでいた。

4年前にドイツテレコムから移籍したケルクホフCFOは「当社に は旧態依然とした部分があり、今の時代から見ると不適切なやり方をし ていた」と述べた。

原題:German Steelmaker Parts With Falcon Jet in Farewell to Perks (1)(抜粋)

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