ブラジル株:米州で最大の下げ-前大統領の逮捕阻止請求で

25日のブラジル株式市場では、指標のボベス パ指数が下落。同国で汚職調査が拡大する中、ルラ前大統領の逮捕を未 然に防ぐ申し立てが突然提出されたことが嫌気された。レアルも下落 し、世界の主要通貨で最大の下げとなった。

ルラ氏が関与しないままパラナ州の連邦判事が申し立てを受理した ことで、ボベスパ指数は米州の主要株価指数で最大の下げとなり、レア ルは一時の上げから反転した。ルラ氏は同日、この申し立てを無視する よう求める請求を提出した。汚職事件を捜査する検察当局の広報室は、 同氏が捜査対象ではないことを明らかにした。

証券会社クレア・コレトラのアナリスト、ラファエル・フィゲレー ド氏は、「現在のブラジルの政治的に不安定な状況がこれで一段と強ま った」と指摘。「投資家はこれを見て守りに入った。それがボベスパ指 数とレアルが下落した原因だ」と述べた。

ボベスパ指数は前日比1.2%安の53175.67で終了。レアルは0.9%安 の1ドル=3.1275レアル。年初来の下落率は15%となった。

エネルギー株を中心にMSCIブラジル指数を構成する全10業種が 下落。ブラジル石油公社(ペトロブラス)は4.6%安と、ボベスパ指数 の下げに最も響いた。イタウ・ウニバンコ・ホールディングやヴァーレ も安い。

原題:Surprise Request to Prevent Lula’s Arrest Spurs Brazil Selloff、Brazil Stocks Update: Ibovespa Falls 666.87 to 53,175.67(抜粋)

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