NY外為:ユーロ、対ドルで小動き-ギリシャ協議のこう着で

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25日のニューヨーク外国為替市場ではユーロ が対ドルで小動き。取引幅は過去1カ月で最小となった。ギリシャの債 務協議の行き詰まりを打開しようと欧州首脳がブリュッセルに集まっ た。

フランスのオランド大統領は合意の見込みはあるとの認識を示し た。一方でドイツのメルケル首相は、協議は後退しつつあるようだと述 べた。ユーロ圏財務省会合(ユーログループ)は27日に再び会議を開 く。

ケンブリッジ・グルーバル・ペイメンツのシニア外為トレーダー、 スティーブン・キャセイ氏は「ギリシャ情勢が再び市場の注目を独り占 めしている」と指摘。「良識が働き、何らかの合意に達するだろう」と 述べ、そうなった場合は短期的にユーロの支援材料になるとの見方を示 した。

ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対ドルで前日比ほぼ変わ らずの1ユーロ=1.1205ドル。対円では0.2%下げて1ユーロ=138円52 銭。ドルは対円で0.2%安の1ドル=123円63銭。

ダンスケ銀行のシニアアナリスト、クリステン・トゥグセン氏は 「ユーロはまだ非常に底堅い」とし、市場参加者がギリシャ協議での最 終的な合意を見込んでいることをその理由に挙げた。

ギリシャと債権団との協議は妥協案を生み出すに至らず、両サイド がそれぞれの案を提出。ギリシャ救済プログラム終了と国際通貨基金 (IMF)への支払い期限が重なる30日を目前に、支払いができなくな るとの懸念が強まった。

「1.12ドルを挟んだレンジ」

オンライン外為ブローカー、FXDDグルーバルのチーフ通貨アナ リスト、スティーブン・シモニス氏は「ギリシャ情勢がはっきりするま で、ユーロは1.12ドルを挟んだレンジにほぼとどまるだろう」と述べ た。

BNPパリバの為替戦略世界責任者、スティーブン・セイウェル氏 はギリシャ協議で合意に達しても、ユーロは対ドルで等価に向かって再 び下落し始めるとの見通しを示した。

セイウェル氏はさらに、トレーダーは数カ月に及ぶこう着状態が終 わることを望んでおり、それからキャリー取引を再び始めるだろうと予 想。そうなれば早ければ年内にユーロは1ドルに下落すると述べた。キ ャリー取引ではユーロ圏などの低金利国で資金を調達し、高金利国で運 用する。

ブルームバーグ・ドル・スポット指数は5日ぶりに低下。5月の米 個人消費支出(PCE)が約6年で最大の伸びとなり、新規失業保険申 請件数は16週間連続で30万件を下回ったものの、材料視されなかった。 ドル指数は0.2%低下の1177.33。前日までの4日間では1.2%上昇して いた。

原題:Euro Trapped in Tightest Range in One Month Amid Greek Stalemate(抜粋)

--取材協力:Rachel Evans、Lucy Meakin.

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