豪州で中国人の住宅需要が急増-違法購入取り締まり追い付かず

オーストラリアの住宅に対する中国人の需要 が急増しており、豪政府による違法購入者を一掃する取り組みが追い付 いていない状態だ。

政府が2月に違法住宅購入の取り締まりを発表して以来、売却を命 じられた外国人は1人にとどまっている。クレディ・スイス・グループ によると、中国人はすでにシドニーの新築住宅の4分の1近くを購入し ており、その支出額は2020年までの6年間で2倍余りの600億豪ドル (約5兆7400億円)に達する見通しだ。

海外からの需要による価格上昇でオーストラリア人が住宅市場から 締め出されるとの懸念が広がる中、ホッキー豪財務相は規定違反者に対 し罰金の引き上げや禁錮刑を計画している。ただ、議会の調査で購入者 の国籍記録簿の作成が求められてから6カ月余り経っても、データベー スは依然未完成で、当局は海外勢の購入規模をしっかり把握できていな い。

海外の購入者は豪州法によって新築住宅にほぼ限定されており、外 国投資審査委員会(FIRB)の承認が必要。一時居住者はFIRBに 承認されれば新築・中古住宅のいずれも購入できるが、離国の際に売却 しなければならない。

原題:China’s $46 Billion Aussie Home Blitz Swamps Crackdown on Crooks(抜粋)

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