個別銘柄:ファナックやTDK安い、SRAHD高い

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25日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は以下の通り。

ファナック(6954):前日比2.7%安の2万5645円で、日経平均株 価の下落寄与度1位、TOPIX同2位。ゴールドマン・サックス証券 は、コンビクション・リスト(買い)から削除した。夏いっぱいは高稼 働が続くとの同証従来想定に対し、早期にロボドリルの出荷が低下する リスクが台頭したと指摘。業績予想を減額するとともに、目標株価を3 万4000円から3万2000円に引き下げた。投資判断「買い」は継続。

TDK(6762):4.5%安の9760円。モルガン・スタンレー MUFG証券では、ハードディスクドライブ(HDD)ヘッドは予想を 下回る一方、受動部品の改善が続いていると指摘。4-6月期プレビュ ー取材報告として、保守的な同証予想レベルとした。

SRAホールディングス(3817):400円(20%)高の2352円とス トップ高。中期経営計画を策定し、最終年度となる2018年3月期営業利 益目標を50億円(15年3月期実績は30億4700万円)とした。収益構造の 改革を進めて高収益モデルを確立するとともに、株主還元の充実を図る という。

ダイキン工業(6367):1.7%安の9051円。ゴールドマン・サック ス証券は投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げた。成長をけん引 してきた中国事業の鈍化、採算が改善した国内事業の停滞などから、増 益のけん引役が従来に比べ少ない印象と分析。16年3月期営業利益予想 を2300億円から2250億円(会社計画2120億円)、来期を2500億円か ら2450億円に減額した。目標株価は1万円から9500円に変更。

日本化薬(4272):3.1%安の1360円。野村証券は目標株価を1800 円から1750円に引き下げた。4-6月期は触媒事業とバイオ後続品が軟 調で想定以上に出だしは弱いとし、16年3月期営業利益予想を240億円 から235億円(会社計画250億円)に減額した。投資判断「買い」は継 続。

日本ゼオン(4205):2.5%高の1138円。バークレイズ証券は投資 判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に上げた。短期 的な業績の不透明感は払拭(ふっしょく)し難いものの、長期的には収 益拡大の公算が大きいと分析。現在の株価は将来の業績の大幅悪化を一 部織り込む水準とした。目標株価は1300円継続。

メニコン(7780):コンタクトレンズの製造・販売を行う同社が25 日、東京証券取引所と名古屋証券取引所1部に新規公開した。東証1部 では公開価格の1700円に対し、初値は74%高の2950円。16年3月期営業 利益は前期比11%増の31億7500万円の見通し。コンタクトレンズの会員 制定額のメルスプランの会員数が伸びるほか、顧客単価の高いディスポ ーザブルレンズの貢献が寄与する。東証1部売買代金上位と活況で、終 値は2566円。

北海道電力(9509):1.6%高の1370円。ゴールドマン・サックス 証券は投資判断を「中立」から「買い」に上げ、トップピックとして推 奨した。4月以降の電力株急騰で過熱気味の銘柄もある中、北海電株は まだ割安感が残っているとして、50円配当時の利回りが3.7%とカバレ ッジ内で最も高いと分析した。新たな目標株価は1550円。

ユニーグループ・ホールディングス(8270):2%高の767円。野 村証券はファミリーマート(8028)との統合を見据えて投資判断を「ウ エート下げ」から「中立」に変更した。ユニー中心に苦戦が続くも驚き は小さく、ファミリMの業績は回復していると指摘。統合による閉塞脱 却の可能性から中期の営業利益予想を引き上げ、17年2月期は220億円 から270億円に増額した。今期は200億円(会社計画235億円)見込む。

日本マイクロニクス(6871):700円(18%)安の3130円とストッ プ安。なおまとまった売り注文を残した。グエラテクノロジーと共同で 開発を進めてきた量子技術に基づく二次電池についての共同研究開発体 制を終了し、新たな研究開発体制を組むと発表した。グエラテクノロジ ーは二次電池の目標仕様達成に向けた研究を進めてきたが、それらが達 成されるかが定かではないことなどが要因としている。

CRI・ミドルウェア(3698):11%高の2319円。慶應義塾大学医 学部が行う「在宅医療支援システム」構築プロジェクトに参画したと25 日発表した。透析患者を対象に15年-24年の10年間で医療機関や患者、 訪問介護をITでつなぎ、在宅医療の効率化を実現する試みで、26日に は日本透析医学会技術集会・総会で同プロジェクトが発表・紹介される としている。

Eストアー(4304):4.1%高の1273円。25日朝の自己株式立会外 買付取引(ToSTNeT-3)で38万6400株を買い付けたと発表。株式需給の 改善などが期待された。

ウェッズ(7551):6.1%高の1490円。9月末の株主を対象に1株 を2株に株式分割すると発表した。投資単位あたり金額を引き下げるこ とで、投資家層拡大と流動性向上が狙いとしている。

冨士ダイス(6167):超硬合金製の耐摩耗工具・金型メーカーの同 社が25日、東証2部に新規上場した。初値は公募価格530円に対し51% 高の800円。顧客の大型投資や海外需要の復調から主力の超硬製工具類 が伸び、16年3月期営業利益は前期比5.5%増の11億4800万円の見込 み。終値は711円。

ファンデリー(3137):健康食宅配サービスの同社が25日、東証マ ザーズ市場に新規公開した。公募価格765円に対し、初値は2倍の1546 円。紹介ネットワーク数の新規開拓により主力事業で会員数が12%程度 増加すると想定し、16年3月期営業利益は前期比6.7%増の4億6800万 円の見込み。終値は1254円。

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