米中戦略・経済対話が閉幕-対立浮き彫りにせず協力進展強調

ワシントンで開催されていた米中戦略・経済 対話は24日、金融や環境問題での漸進的な進展をうたう一方、サイバー 攻撃問題や南シナ海での緊張の高まりに関する両国の意見の相違は浮き 彫りにさせることなく閉幕した。

ルー米財務長官は、今回の年次会合で中国が為替介入を「相場混 乱」時に限ると表明したと発言。中国の汪洋副首相は、国際通貨基金 (IMF)の特別引き出し権(SDR)通貨バスケットへの人民元採用 に向けた中国の取り組みに関するIMFの手続きを米国が尊重すること を約束したと述べた。

一方で今回の会合では、人権問題をめぐって繰り返される対立や南 シナ海での人工島建設、米連邦政府職員データ窃取への中国の関与疑惑 などをめぐる難しい戦略的問題では進展の兆しはほとんど見られなかっ た。

米国の駐マレーシア大使を務めたジェームズ・キース氏は「この種 の会合は単に問題の一層の深刻化を防ぐだけになりがちだ」と述べた。

米中は今年の戦略・経済対話で、気候変動や海洋政策、文化交流、 野生生物保護などの分野で合意が得られたと強調。ケリー米国務長官は 海洋政策に関する合意について、「協力可能な分野を探る米中両国の能 力に新天地が切り開かれた」と語った。

原題:China, U.S. Highlight Progress Amid Tensions as Meetings End (1)(抜粋)

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