超硬工具の冨士ダイスが東証2部に新規上場、初値は51%高に

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超硬合金製の耐摩耗工具・金型メーカーの冨 士ダイスが25日、東証2部に新規株式公開(IPO)した。朝方から買 い気配値を切り上げ、午前10時30分すぎに形成した初値は公募価格 の530円に対し51%高の800円だった。

同社は前身が1949年に福岡県で創業、56年4月に設立され、現在は 東京都大田区に本社を置く。超硬合金を用いた耐摩耗工具、その素材の 超硬合金チップの製造、販売を行っている。超硬工具は鋼製工具に比べ 摩耗や変形しにくく、ユーザーにとっては被加工材を加工する速度や精 度が向上し、生産性改善につながるメリットがある。同社製品は輸送用 機械や鉄鋼、非鉄金属、金属製品など幅広い分野で利用されている。

2016年3月期の連結業績計画は、売上高が前期比4%増の169億 円、営業利益が5.5%増の11億4800万円、1株利益は44.01円、1株配当 は22円。顧客の大型投資や海外需要の復調から主力の超硬製工具類 が4.1%増と伸びることが貢献する見込み。公募価格のPERは12倍だ った。上場に際しオーバーアロットメントを含む売り出し507万7000株 を実施。主幹事は野村証券。

野村証券の勝木敏徳アナリストは、国内製造業の耐摩耗工具需要が 堅調に推移することで、17年3月期営業利益を今期会社計画比6.2%増 の12億1900万円と予想している。

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