中国、預貸率上限75%の規定撤廃へ-融資拡大を後押し

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中国国務院(内閣に相当)は、商業銀行の融 資額を預金残高の75%までとする規制の撤廃に向けて動いた。経済成長 の支援を目指し、融資拡大を後押しする。

24日ウェブサイトに掲載された声明によれば国務院は、預貸率の上 限について厳格な規定ではなく参考水準とするよう商業銀行法の改正を 提案する。またこの比率に基づいて銀行の流動性を監視するシステムを 構築するとしている。この法改正には、全国人民代表大会(全人代)常 務委員会の承認が必要。

李克強首相は国有銀行の改革推進を図っている。中国の銀行の総資 産は29兆ドル(約3590兆円)と、米銀のほぼ2倍。金利自由化と規制緩 和は、経済における市場の役割を拡大することで長期的な成長を支援す る同首相の取り組みの一環。

招商銀行の劉東亮シニアアナリストは「中国の預貸率規制の撤廃の 動きは中小規模の銀行に的を絞っており、それらの銀行への恩恵が最も 大きいだろう」と指摘。「新たな政策は同国の融資を刺激することが見 込まれるため、銀行株にとって強気だ」と述べた。

原題:China Moves to Scrap Rule Limiting Bank Loans to 75% of Deposits(抜粋)

--取材協力:Stephen Tan、Jing Yang、Yuanting Yin.

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