日本取引所:デリバティブで新商品、時間延長も-16年央から

日本取引所グループ傘下の大阪取引所は24 日、2016年央に予定している次期デリバティブ売買システム(次期J- GATE)の稼働に伴い、先物やオプションでの新商品の導入と取引制 度の変更を決めた

新商品では、日本の新興株市場を対象とした初めての指数先物とし て、東証マザーズ指数先物取引を導入する。既存指数とは違うアセット クラスを対象としている上、ボラティリティも大きく、リスクヘッジ需 要に応えられると判断した。取引サイズは「ミニ」に相当し、100万円 強の想定元本になる。

大阪取引所によると、東証マザーズ指数はTOPIXや日経平均株 価との相関性が0.42-0.46と低く、ヒストリカル・ボラティリティは 約30%とTOPIXや日経平均の16-18%と比べ2倍程度に達する。

また、JPX日経インデックス400の指数オプションも開始。 JPX日経400先物の1日平均取引高は約4.8万単位、建玉残高は約30万 単位とTOPIX先物に次ぐ水準にあり、新商品として順調に定着しつ つあり、オプションへの需要も高まったことに対応する。

大阪取引所の飯村修也市場企画部長はマザーズ先物について、「マ ザーズ市場は個人と海外投資家で90%くらいの取引高シェアを占めてい ることから、先物も個人と海外投資家が中心になると想定している」と 指摘。JPX日経400オプションは、「リスクヘッジする際の手段の多 様化につながり、先物との相乗効果が期待される」と話した。

5時30分に延長、8時45分へ繰り上げ

一方、次期デリバティブ売買システムでは、ナイトセッションの終 了時間を午前3時から午前5時30分へ延長し、指数先物取引の日中立会 の開始時間を午前9時から午前8時45分へ前倒しする。ナイトセッショ ンの延長を予定している時間帯では、シカゴ・マーカンタイル取引所 (CME)の日経225先物の売買が大証換算で1700枚程度、朝はシンガ ポール取引所で1000枚程度あり、「マザーマーケットとしてフローを持 ってきたい」と飯村氏は意欲を示した。

このほか、より公正な市場を目指そうと取引開始時や終了時で注文 の訂正・取り消しを受け付けない時間帯(新規注文は受け付け)を日 経225先物や日経225mini、TOPIX先物で1分間導入する。具体 的にはは午前8時44-45分、午後4時29-30分、午前5時29-30分。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE