株式が退屈なら債券をお試しあれ-今年はエキサイティング

債券は退屈で、株式はエキサイティング。一 般的にはそうなるはずだが、今年は逆だ。米連邦準備制度の当局者が利 上げを語り、欧州指導者らがギリシャ救済でもめる状況で、米国株が今 年に入り意外なほど安定した相場を維持する一方、米国の長期国債相場 は波乱含みとなっている。

BNYメロン・グローバル・マー ケッツのシニア債券ストラテジ スト、マービン・ロー氏は「投資家が詰まるところ金利上昇を懸念して いるという意味で、債券市場の機能が嵐の中心にある。年初の利回りは 非常に低く押し下げられ、オーバーシュートした可能性がある」と指摘 した。

デフレの可能性を懸念し、世界経済がすぐに本物の勢いを取り戻す ことはないと考えた投資家は今年1月の段階で長期の米国債に資金を投 じた。バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数データに よると、15年を超える長期債のリターンはプラス8.9%と1月としては 過去最高を記録し、利回りは2.2%まで低下したが、利回りはその 後3.1%に上昇し、リターンもマイナス13.6%に落ち込んだ。

何が変わったのか。欧州中央銀行(ECB)が開始した1兆1000億 ユーロ(約152兆円)規模の資産購入プログラムは、その効果が表れて いるようだ。米経済が1-3月(第1四半期)の低迷から脱し、原油価 格も回復する中で、消費者物価の下落よりもインフレに対する懸念が強 まっている。備えのない投資家を悩ませる債券市場の動揺は、米株市場 の信じられない静けさとは対照的だ。

原題:Bored by Stocks? Try Bonds, That’s Where the Action Is Lately(抜粋)

--取材協力:Callie Bost、Joseph Ciolli.

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