コンテンツにスキップする

パウエルFRB理事:9月利上げの確率は約50%

更新日時

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)理 事は米労働市場の改善と賃金上昇の兆候が見られるようになったことを 踏まえ、米国の景気が十分に回復して9月に初回利上げを決定できる確 率はだいたい半々だと述べた。

ワシントンで23日に行われた米紙ウォールストリート・ジャーナル 主催のイベントに出席したパウエル理事は、上半期よりも力強い経済成 長と雇用市場の伸び、さらにインフレが目標値の2%に戻るという「よ り確かな根拠」が見通しの前提だと述べた。

パウエル理事は「これらの想定が実現すれば利上げの時期だと感じ るだろう。早ければ9月の可能性もある」と述べた上で、「その確率 は100%ではない。こうした想定が実現する確率は恐らく半々といった あたりだろう。これはあくまで私の見通しだ」と続けた。

同理事は9月と12月の利上げが適切とみているが、「今の状況を考 えると12月については一段と不透明だ」と慎重な見方を示した。さらに 「利上げすることは適切に見受けられるが、非常に緩やかなペースで行 うのが良いだろう」と述べ、「実際のペースは景気の軌道次第だ」と言 明した。

金融当局は2006年を最後に利上げを行っていない。インフレが目標 値の2%に近づきつつあり、労働市場が引き続き改善していることに確 信を持った上で利上げに踏み切ると表明している。

米労働省によると5月の雇用者は28万人増。5カ月ぶりの大幅な増 加だった。一方、個人消費支出(PCE)価格指数は4月に前年 比0.1%上昇と、目標値を大きく下回った。

パウエル理事は「労働市場でかなりの雇用増が見られたことは明る いニュースだ」と述べ、景気を見極めるうえで国内総生産(GDP)よ りも「確かな目安だ」と話した。

原題:Fed’s Powell Puts Odds of September Rate Increase Around 50% (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE