米交通安全局とタカタを厳しく批判-エアバッグで米公聴会

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タカタ製エアバッグの欠陥をめぐる23日の米 上院公聴会で、運輸省道路交通安全局(NHTSA)は「マネジメント の甚だしい能力不足」のため、安全上の問題を早めに察知する能力を欠 いていると上院議員から指摘された。

クレア・マカスキル議員(民主、ミズーリ州)は上院商業科学運輸 委員会の公聴会で監査報告を引用し、NHTSAは自動車メーカーに裁 量を与え過ぎており、不具合報告の評価に適切なツールを使っていない と指摘した。

同議員は「政府機関の監査報告としては私がこれまで見た中で最悪 のものの1つだ」と発言。「報告書を読んだときショックを受けた」と 述べた。同監査報告はゼネラル・モーターズ(GM)の始動装置の不具 合問題を受け、運輸省のスコベル監察総監がまとめた。

NHTSAのマーク・ローズカインド局長は同公聴会で、GMとタ カタの問題を受け、同局は「徹底的な自己検証」を行ってきたと証言。 NHTSAは監査報告に盛り込まれた17の提言全てに同意し、是正措置 を講じていると述べた。

同公聴会ではNHTSAと共に、タカタにも厳しい批判が集中し た。同委の民主党議員は22日に別のリポートを公表。タカタの従業員は エアバッグの不具合が明らかになる前の2001年に重大な安全・品質管理 上の問題を把握していたと分析。またタカタはコスト節減を理由に世界 的な安全監査を中止したとも指摘した。

ビル・ネルソン議員(民主、フロリダ州)は「証拠が明らかになれ ばなるほど、思慮を欠いたメーカーという厄介な構図が見えてくる」と 電子メールでコメントした。

タカタは電子メールで配布した発表文で、上院のリポートには誤り があり、同社の電子メールの一部は前後の文脈に関係なく引用されてい ると主張。エアバッグの安全性監査を中止したことはないとし、「われ われは適正な製造管理と、従業員およびドライバーの安全に力を尽くし ている」と説明した。

原題:Highway Safety Agency, Takata Blasted at U.S. Senate Hearing (1)(抜粋)

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