英国EU離脱なら、フランクフルトやパリが金融ハブに-S&P

英国が欧州連合(EU)を離脱すれば、ロン ドンは欧州の金融ハブ(拠点)としての地位をフランクフルトやパリ、 ダブリンに奪われる可能性がある-。格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)がこのような見通しを示した。

S&Pは23日発表した報告で、英国の金融サービス業は約140万人 分の雇用を提供し、外国からの関連直接投資を先進国の中で最も集めて いると指摘。EU離脱となれば、こうした直接投資が減り、事業展開コ ストが上昇するという。

マドリード在勤のフランク・ギル氏率いるS&Pのアナリストらは 報告で、「英国がEUの自由貿易地域を離れ、労働上の自由な動きが制 限されれば、こうしたトレンドは加速する」と分析し、「海外のバンキ ンググループはロンドンからトレーディング業務の一部を移転するかも しれない」と付け加えた。

ドイツ銀行は5月、英国のEU離脱が同行の英国業務に及ぼす影響 について精査し、ドイツへの業務移転などの選択肢を検討していること を明らかにした。同月7日の英総選挙で勝利したキャメロン首相の公約 の一つは、EU残留・離脱を問う国民投票の2017年末までの実施。

原題:Frankfurt or Paris Could Replace London as Finance Hub, S&P Says(抜粋)

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