中国最大の出会い系サイトの上場廃止提案、株主は満足せず

中国最大の出会い系サイト、世紀佳縁の株価 は、創業者による上場廃止の提案から60%上げている。共同会長だった 龔海燕氏は中国本土の株式相場が大きく上昇しているこの機を捉え、上 場先を米国から中国本土市場に移したいと考えている。

龔氏は世紀佳縁の米国預託証券(ADR)の買い取り提示価格を1 ADR当たり5.37ドルから7.20ドルに引き上げた。それでも2011年の新 規株式公開(IPO)価格の11ドルには届かない。

世紀佳縁の株主で恒潤投資を創業したピーター・ヘールズワース氏 (ボストン在勤)は、買収提示額をもっと引き上げるべきだと感じてい る。同氏は世紀佳縁の買い取り額を検証する特別委員会に対し龔氏によ る提案を拒否するよう促す公開書簡で、「高値で株式を公開し低い価格 で株式を買い戻す取引であれば、米国の投資家は利用されているように 感じる」と指摘した。恒潤投資は中国企業に投資している。

米上場の中国企業に対する上場廃止の提案は年初来で総額230億ド ル(約2兆8400億円)に達した。ブルームバーグの集計データによれ ば、こうした非公開化案は投資家に提案発表前の平均取引価格に対 し24%のプレミアムを提供しているが、これは10年以来の低水準。案件 の60%で提示額はIPO価格を下回っている。

原題:China Buyouts Exceeding $23 Billion Leave Investors Unfulfilled(抜粋)

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