ギリシャの銀行預金流出額は年初来で6.1兆円-JPモルガン

ギリシャ支援をめぐる協議は、先 週のユーロ圏財務相会合やその後のチプラス首相と独仏首脳、欧州委員 長との電話会談でも行き詰まりを打開できなかった。ギリシャの銀行シ ステムにとって、これは悪いニュースだ。資本規制をめぐる臆測が過熱 する一方、ギリシャからの資金流出も加速する様相を示している。

JPモルガンのニコラオス・パニギリツォグロウ氏らアナリスト は、ギリシャの銀行から19日終了週に約60億ユーロ(約8380億円)の資 金が流出し、年初来の預金流出額が約440億ユーロ(約6兆1400億円) に達したと推計。ギリシャ国民による海外のマネー・マーケット・ファ ンド(MMF)の購入を代替指標として活用し、初期の数字のはじき出 した。

440億ユーロという数字と比較すると、2012年6月から14年11月に かけての流入額140億ユーロが小さく見える。JPモルガンによれ ば、09年末以降の流出額の合計は1170億ユーロに上り、ギリシャの銀行 預金の国内総生産(GDP)比率は66%とユーロ圏平均の94%を大きく 下回っているのが現状だ。

原題:JPMorgan: Greece’s Financial System Just Had a Terrible Week(抜粋)

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