欧州委員長、2025年までのユーロ圏財務省創設提言-リポート

欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員 会のユンケル委員長はユーロ圏が2025年までの域内共通の財務省創設に 向け動くことを望んでいる。欧州経済通貨同盟(EMU)の将来に関す るリポートで明らかにした。

22日にブリュッセルで公表される同リポートはユンケル委員長がド ラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、ユーロ圏財務相会合(ユーログルー プ)のデイセルブルム議長、トゥスクEU大統領、シュルツ欧州議会議 長と緊密に協力して作成した。同委員長が示したEMUの将来像では、 各国政府は引き続き特定の税と歳出に関する決定の権限を有するが、権 限の「一部については集団的決定の必要性が増す見通し」であり、ユー ロ圏財務省が必要になる可能性があるとされた。

ユンケル委員長は短期的には、欧州委の17年までの次段階リポート 作成を助ける専門家委員会の創設を提言。さらに、11年の予算ルール変 更が「見込んでいた結果にほとんど結び付かなかった」と認めた上で、 ユーロ圏に「行動による深化」を重視するよう求めた。

同リポートはユーロ残留を目指すギリシャの取り組みには言及して いないものの、各国に対しあらためて結束と共通ルールの尊重を呼び掛 けた。

原題:Juncker Report Urges Euro Area to Weigh Common Treasury by 2025(抜粋)

--取材協力:Corina Ruhe、Alessandro Speciale.

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