ソフトバンクの孫正義社長の後継者候補に指 名されたニケシュ・アローラ氏が前期(2015年3月期)に受け取った報 酬は165億5600万円に上った。孫社長の海外展開の中心を担うアローラ 氏を破格の待遇で迎えた格好だ。

19日に開示された有価証券報告書によると、アローラ氏の報酬の内 訳は短期報酬約146億円と株式報酬約20億円。ソフトバンクの広報担当 マシュー・ニコルソン氏によれば、契約に伴う一時金が含まれている。

アローラ氏は、米グーグルの最高事業責任者を務めた経歴を買わ れ、2014年9月にソフトバンクに移籍。現在は副社長として、孫社長に 次ぐ地位にあり、海外での買収を主導している。孫社長はアローラ氏に ついて最も有力な後継者候補だとしている。

いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員はアローラ氏へ の報酬について「常識的に考えると高過ぎる」と述べた。またソフトバ ンクでの実績は未知数だとして「市場からすると印象がいい話ではな い」と話した。

ソフトバンクではロナルド・フィッシャー取締役の前期の役員報酬 総額は17億9100万円だった。東京商工リサーチによると開示された日本 の上場企業の役員報酬としては過去最高額。孫社長の報酬総額は1 億3100万円だった。アローラ氏は前期、取締役ではなかった。

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