欧州債:イタリア債が上昇、ギリシャ協議を楽観-独債は下落

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22日の欧州債市場ではイタリア国債が約6週 間ぶり大幅高となった。ギリシャがデフォルト(債務不履行)回避に向 けてユーロ圏の指導者らと合意に至るとの楽観が広がっている。

一方、ドイツ10年債は下落。このため、10年物のイタリア債と独債 の利回り格差(スプレッド)は2013年以降で最も縮小した。ユーロ圏財 務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長(オランダ財務相) はこの日、週内にギリシャ救済で合意する可能性があると指摘した。ユ ーロ圏は首脳会議をこの日の夜に控えている。

BNPパリバ(パリ)のシニア債券ストラテジスト、パトリック・ ジャック氏は「市場がポジティブな結果に賭けているのは明らかだ。交 渉においてはっきりとした改善が週末に見られた」と指摘。その上で、 「これは合意に至ることを意味しない。ギリシャと債権者側が正式に合 意するまでは、不安定な状況が続くだろう」と続けた。

ロンドン時間午後4時30分現在、イタリア10年債利回りは前週末 比12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.16%と、5月 7日以来の大きな下げとなった。同国債(表面利率1.5%、2025年6月 償還)価格は1.005上げ94.20。

欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは13bp上昇の0.88%。 イタリア10年債とのスプレッドは13年1月以来の大幅圧縮となる25bp 縮小の128bp。先週は一時169bpに膨らんでいた。

ギリシャのチプラス首相は21日に新提案を提示。欧州委員会のセル マイヤ報道官はこれについて「前進への良い土台だ」と述べていた。

原題:Italian Bonds Surge on Greek Optimism as Traders Hit Turbulence(抜粋)

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