個別銘柄:中外薬やニチレイ急伸、SUMCO安い

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22日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は以下の通り。

中外製薬(4519):前営業日比5.1%高の4100円。バークレイズ証 券は投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」へ上げ た。業界内で最も低い薬価改定率を想定(業界平均6%、中外 薬2.4%)し、後発品侵食の中で強いポートフォリオを同社は有すると 評価。2015年12月期のコア営業利益予想を860億円から866億円(会社計 画850億円)に増額した。目標株価は3700円から4900円に変更。

ニチレイ(2871):6%高の836円。みずほ証券は目標株価を840円 から910円に引き上げた。生産性改善や広告宣伝費の抑制などで加工食 品の貢献が拡大すると分析。4-6月期営業利益予想を37億円から45億 円に増額した。16年3月期営業利益は192億円から196億円(会社計 画187億円)、来期を213億円から217億円に上方修正。投資判断は「買 い」を継続。

みずほフィナンシャルグループ(8411):2.5%高の258.6円と、東 証1部売買代金首位。野村証券では目標株価を310円から360円に引き上 げた。5月以降の株価の上昇率は大きいものの、過去1年以上の中長期 ではセクター内で出遅れ感は依然として強いと指摘。業績モメンタムは 良好で、政策保有株に関する先進的な対応も注目されるとし、セクター 内でのトップピックとの位置付けを継続した。

SUMCO(3436):1.3%安の1570円。クレディ・スイス証券で は目標株価を1830円から1370円に引き下げた。300ミリウエハーの価格 上昇率の前提を5%から2%に下方修正、これに伴い2015年12月期営業 利益予想を440億円から380億円に減額した。第3四半期にかけてファウ ンダリの生産調整を想定、本格的な値上げは16年以降になる見通しとし た。投資判断は「アンダーパフォーム」継続。

大阪有機化学工業(4187):13%高の597円。15年11月期営業利益 予想を13億3700万円から17億4600万円へ上方修正した。前期比で は1.5%減から29%増へと一転して増益となる。電子材料事業の半導体 材料の販売が好調に推移していることが要因。今期配当予想は10円か ら14円に引き上げ。

大林組(1802)、大成建設(1801):大林組が3.5%高の896円、大 成建は2.6%高の720円。両社はトルコが日本との政府間プロジェクトで 計画している原子力発電所の建設に参加する、と20日付の日本経済新聞 朝刊が報じた。工事費は4000億-5000億円とみられ、日本のゼネコンに よる海外での原発建設に参加するのは初めてという。

リズム時計工業(7769):13%高の178円。発行済み株式総数 の9.95%にあたる1100万株(金額17億6000万円)を上限に自己株を取得 すると発表。期間は22日-9月30日。このうち600万株を22日朝の立会 外取引で買い付け委託し、498万1000株を買い付けたとしている。

コニカミノルタ(4902):2.3%高の1516円。岩井コスモ証券は投 資判断を「中立プラス」から「アウトパフォーム」に、目標株価を1600 円から1730円に引き上げた。今期に入り一段の円安ユーロ高進行が業績 の上振れ要因になることが十分に評価されていない、と指摘。会社側 の16年3月期営業利益予想770億円に対し同証予想は840億円、来期 は940億円と試算。ギリシャ問題などの影響は小さいもようとした。

ALSOK(2331):4.1%高の4940円。野村証券は目標株価 を4600円から5700円に上げた。4-6月期は足元で機械警備の契約収入 や常駐警備、警備輸送などが順調に拡大しているもようと分析。来年1 月のマイナンバー制度開始に向け監視カメラや出入管理システムの需要 が旺盛なほか、常駐警備の採算改善傾向がみられるとして、同証による 業績予想を上方修正した。投資判断は「買い」を継続。

旭化成(3407):1.7%高の1021円。高機能品の増産効果で4-6 月期の連結営業利益は320億円程度と前年同期から2割増える見通し、 と20日付の日本経済新聞朝刊が報道。4-9月期業績も計画上振れの可 能性があるとした。これとは別にジェフリーズ証券では19日付英文リポ ートで、同社の化学事業に対する市場の懸念は行き過ぎと指摘、投資判 断「買い」、目標株価1500円を継続した。

トラストホールディングス(3286):5.9%安の461円。15年6月期 営業利益予想を5億8000万円から1000万円へ下方修正した。前期比99% 減まで減益率が拡大する。新築マンション販売戸数が当初計画から減少 することや、ウォーター事業で一部商品の販売開始時期に遅れが出たこ とが利益を押し下げる。

ドクターシーラボ(4924):1.5%高の4060円。三菱UFJモルガ ン・スタンレー証券では商品構成変化による粗利益率低下などから業績 予想を下方修正し、15年7月期は会社計画に対して未達になりそうだと 予想。ただ、16年7月期は化粧品注力施策で成長を維持できるとし、バ リュエーション基準期の変更により目標株価については4200円から4300 円に引き上げた。投資判断は「オーバーウエート」を継続。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765):2.6%高 の482円。金庫株として持つ1億8823万株のほぼ半分、発行済み株式総 数の8%相当を年内に消却すると20日付の日本経済新聞朝刊が報じた。

サンオータス(7623):1.5%安の401円。15年4月期の営業損益は 4億800万円の赤字だった。従来予想は1億円の黒字。カービジネス事 業で消費増税に伴う需要減少が長期化したことや、エネルギー事業で競 争激化から適正なマージンが確保できない状態が響いた。期末配当は12 円から10円へ修正した。

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