薄膜型太陽電池の製造コスト、さらに削減可能-ソーラーフロンティア

 昭和シェル石油子会社で太陽電池を製造・ 販売しているソーラーフロンティアは、工場の生産能力拡大で同社が生 産する薄膜型太陽電池の製造コストは、結晶シリコン型の製品と比較し てさらに削減することが可能とみている。

同社の栗谷川悟副社長はブルームバーグのインタビューで、世界の 太陽電池市場の9割超を占める結晶シリコン型について、コスト削減は すでに限界に近づいていると指摘。「まだまだ変換効率の伸びしろもあ るし材料の削りしろもある。コストという観点でいうと、薄膜系が、最 終的にコストがずっと優位な立場になるのは間違いないとみている」と 話した。

太陽光を電気エネルギー変換する効率が改善されると、太陽電池を 設置した面積が同じでもより多く発電することが可能になる。既存の工 場で製造する太陽電池の発電効率は13.8%。同社は、新たに今年稼動を 始めた東北工場で生産する製品の変換効率を15%に引き上げることを目 指している。同工場でのコストも3割削減する方針だ。

栗谷川氏は、ソーラーフロンティアや米ファーストソーラーなど薄 膜型の太陽電池を製造する企業は、パネルを設置するための架台など電 池本体以外の部分のコスト削減にも努めなければならないと指摘。

薄膜型のメーカーとして「志を同じくする人をできるだけ増やすこ と」が必要だと述べた。「薄膜系のグループが伸びないと、シェアを容 易に結晶シリコン系から削りとっていけるとは思っていない。そこはこ れから努力が必要」と話した。

原題:Thin-film Panel Cost Can Be Reduced Further, Solar Frontier Says

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