米シェールオイル業界の次なる試練、総額29兆円の債務の利息

米国のシェールブームの原動力となった債務 が今、掘削各社を脅かしている。

掘削各社が支払う利息はこれまでにないほど増えている。例えば、 世界最大級の産油地帯であるノースダコタ州バッケンシェール層の開発 で知られるコンチネンタル・リソーシズが支払う利息は、同社の20倍の 規模のエクソンモービルとほぼ同水準に上った。

原油価格が過去1年間に43%下落したことを受け、各社の負担は増 している。ブルームバーグ・インテリジェンスの北米独立系探査・生産 指数によれば、掘削会社62社のうち27社で収入の10%以上が利息の支払 いに回されている。この数は1年前は12社だった。収入が落ち込んでい るにもかかわらず、掘削会社の債務は過去1年間で16%増加し、1-3 月(第1四半期)末時点で総額2350億ドル(約29兆円)に膨らんだ。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の石油・ガス担当クレ ジットアナリスト、トーマス・ウォッターズ氏は、「問題は債務返済に どれだけの期間を要するかだ」と指摘。信用格付けの低い企業は「生き 残りを懸けた状況に陥っている」と述べた。

シェール層掘削会社が抱える問題は、原油価格が1バレル=100ド ルの局面でも一環して収入を上回るペースで支出してきたという点だ。 ブルームバーグ指数の構成企業は1-3月に、石油・ガス収入1ドルに 対して4.15ドルを支出。この額は前年同期の2.25ドルから増加した。米 国の原油生産は約30年ぶりの高水準に達している。

ウォッターズ氏は「流動性の問題がある。資金が焦げ付き始めてい る」との見方を示した。

原題:Next Threat to U.S. Shale: Interest Expense on $235 Billion Debt(抜粋)

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