iPS細胞使う加齢黄斑変性の治療、20年まで実用化-ヘリオス

視力低下を引き起こす加齢黄斑変性をiPS 細胞を使って治療する製品の開発を目指すヘリオスは、2017年に臨床試 験を開始し、国内販売を5年以内に始めることを目標に掲げている。

バイオテクノロジー会社ヘリオスの鍵本忠尚社長はインタビュー で、今週の新規株式公開(IPO)で約73億円を調達したことで、開発 コストを賄うのに十分な資金を確保したと述べた。

鍵本社長は「公募割れを恐れていた。予想よりいい値が付き、ほっ とした。承認までの資金調達ができるバイオベンチャーはなかなかな い」と語った。

高齢者の失明の主要な原因である加齢黄斑変性を治療する製品の開 発に成功すれば、昨年24億ドル(約2950億円)を売り上げたノバルティ スの「ルセンティス」と競合する。ファイザーの「マクジェン」とバイ エルの「アイリーア」も加齢黄斑変性の進行を抑えるために使われてい る。

鍵本社長は、ヘリオスが同製品の米欧での展開も計画していると述 べたが、時期などの詳細については明らかにしなかった。

ヘリオスはノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授のiPS 細胞技術を活用しており、他の臓器向けの治療法開発も目指している。 同社は16日に東証マザーズに上場した。18日終値は6.7%高の1600円だ った。

原題:Stem-Cell Therapy to Restore Sight Ready by 2020, Healios Says(抜粋)

--取材協力:Kumiko Mita.

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