9月か、12月か-シティとゴールドマン、利上げ予想立場逆転

イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議 長がいつ利上げするかをめぐり、ウォール街のエコノミストが立場を逆 転させた。米連邦公開市場委員会(FOMC)が2006年以来となる利上 げに踏み切るタイミングの見極めがいかに難しいかを裏付けている。

シティグループは18日、利上げ時期を12月から9月に前倒しした。 対照的にゴールドマン・サックス・グループはイエレン議長の最新の発 言を踏まえ、利上げ時期を従来予想より3カ月遅い12月との見通しを示 した。

シティの北米経済責任者ウィリアム・リー氏(ニューヨーク在勤) は顧客向けリポートで、「9月の金利正常化の可能性が強まったが、金 利の不安定さに備える必要がある」と指摘した。

ゴールドマンのジャン・ハッチウス、ザック・パンドル両氏は FOMCが17日発表した経済予測に着目。最新経済予測では、FOMC の7人のメンバーが年内の利上げは1回もしくは利上げなしだとの見方 を示した。「われわれは6月のFOMCで9月利上げの明確なシグナル が示されることが、実際に9月に利上げするために必要な条件に近いも のだと見なしてきた」と説明した上で、FOMCは「そうした下準備を しなかった」と両氏はコメントした。

三菱UFJセキュリティーズUSAの米金利戦略ディレクター、ジ ョン・ハーマン氏はわずか半年前、9人のFOMCメンバーが今年4- 7回の利上げがあると予想していたが、今のところ利上げ回数はゼロだ と指摘し、「『フォワードガイダンス』の完全な大失敗について語ろ う」と呼び掛けた。

原題:Who Is Getting It Right? Citi Trades Places With Goldman on Fed(抜粋)

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