父の助言でガラスの天井打ち破ることができた-女性CEOら

米食品会社キャンベルスープの最高経営責任 者(CEO)デニス・モリソン氏は、米ニュージャージー州エルベロン で過ごした少女時代、父親からビジネスについて教えられた。

通信会社AT&Tの幹部だった父親のデニス・サリバン氏は、電話 機のモデルを自宅に持ち帰り、夕食の時にモリソン氏と3人の妹たちに 製品開発とマーケティングについて説明した。そして、サリバン氏は娘 たちに新たな任務を与えた。自転車など何か新しい物が欲しい時には、 異なるモデルの価格などを記入した事業計画を作成するよう指導したの だ。

「父は私たちに、業績に対する報酬や、幅広い経験を積むための転 職の重要性など非常に多くのことを教えてくれた。世界は女性たちに対 して開かれているのだから、私たちに準備を怠らないようにと話してく れた」。モリソン氏(61)はそう振り返る。同氏は2003年にキャンベル に入社する前、米ペプシコやスイスのネスレなど消費者製品メーカー数 社で経験を積んだ。

21日は父の日。モリソン氏のほか米自動車メーカー、ゼネラル・モ ーターズ(GM)のメアリー・バーラCEOら企業の女性トップにとっ て、ビジネスの世界で成功するために貴重な助言を与えてくれた父親を 思い出し、敬意を表す日だ。企業幹部のうち女性が占める割合は約14% で、S&P500種株価指数の構成企業のうち女性がCEOを務めるの は23社にとどまっている。

バーラ氏は父親の勧めで自動車と科学に興味を持ち、GMで働く決 心をしたと語る。父親のレイ・マケラ氏は39年間、ミシガン州にある GM工場の金型職人として勤務し、バーラ氏が18歳でインターンとして 入社したのと同時期に退職した。

進路への影響力

ニューヨーク・プレズビテリアン病院のゲイル・サルツ准教授(精 神医学)は、子供たちは皆、両親から影響を受けるが、娘の進路につい ては父親が特に重要な影響を及ぼす場合があると指摘する。

サルツ准教授は「伝統的に男性が優位に立つ分野に関心と熱意を持 つ少女にとって、父親からの信頼は大きな助けになり」、「積極的な女 性は若干攻撃的だ」という偏見に対抗することができると述べた。

原題:Female CEOs Say Dad’s Advice Helped Them Shatter Glass Ceiling(抜粋)

--取材協力:Laura Colby.

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