1人の急病議員が招いたハプニング-香港選挙法案で思わぬ票差

中国が主導した香港行政長官の選挙制度改革 は、昨年のデモ隊と警察の衝突を経て、18日の香港立法会(議会)での 法案否決という結果でいったん終わった。採決結果は反対28票、賛成8 票だった。

採決前の大方の予想は僅差での否決だったが、実際には大きな差が 付いた。法案に賛成の意を示していた劉皇発議員(78)が急病になった ため、採決を遅らせようとして仲間の議員らが議場を離れた。立法会 (定数70)での法案通過には3分の2以上の賛成が必要だったため、反 対が28票に達したことで否決は決まり、退席が結果そのものに影響を与 えることはなかったが、思わぬ大差での否決という記録が残った。

法案賛成派の譚燿宗議員は記者団に対し、退出が議員間で十分に調 整されておらず、「コミュニケーションも良いとは言えなかった」ため にこうした結果になったと述べた。

採決前、議場からは約半数の議員が退場した。議員らは体調不良を 覚えた劉議員を採決に間に合わせるため15分間の休憩に持ち込もうとし て退出。立法会の曽鈺成主席(議長)は休憩を求める怒鳴り声を浴びた 後、法案採決に必要な定足数が満たされているかを事務官に確認。事務 官がそれに聞き取れないような声で返答した後、休憩要求は拒否され、 採決が行われた。

原題:How an Ill Lawmaker Led to Landslide Defeat for Hong Kong Vote(抜粋)

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