ギリシャの債務救済問題、誰もが知りたい疑問に一問一答

何カ月にもわたる協議を経ても、ギリシャと 債権者との対立が続いている。

債務者であるギリシャは今の債務負担ではうまくいかないと訴える が、債権者である国際通貨基金(IMF)と欧州中央銀行(ECB)、 ユーロ圏諸国はそれでも返済を望む。ギリシャの公的債務の合計は1- 3月(第1四半期)末時点で3130億ユーロ(約43兆8000億円)に上る。

ギリシャの債務に関するよくある質問についての一問一答は以下の 通り。

Q:ギリシャは何を求めているのか?

A:「既存融資の返済のため新たに融資を受け続けざるを得なかった過 去5年間の悪循環を断ち切るため、公的債務の再編を含む」合意を求め ている。ギリシャは成長に連動した返済や一時的な返済猶予、債務交換 などの選択肢を提示している。

Q:債権者側の主張は?

A:2012年の2回の債務救済の後、債権者側は救済融資の金利引き下げ を含む返済条件の緩和を、必要なら検討すると説明した。利払い前の財 政収支の黒字を維持することなど、ギリシャが一定の条件を満たすのが 緩和検討の前提。

Q:ギリシャは追加支援を要請できるのか?

A:債権者側はギリシャが緊急融資に付随する条件を順守しない限り、 新たな救済が検討されることはないとの見解を示している。喫緊の優先 課題は、デフォルト(債務不履行)を回避するために、ギリシャが救済 融資の次回分実行の条件を満たすことだと債権者らは主張する。

Q:債権者側がなぜ折れないのか?

A:債権者側が債務救済の具体的約束を示せば、ギリシャは緊縮策に関 する新たな合意を受け入れやすくなるだろうが、債権国側も自国の納税 者に応える必要がある。

Q:最大の債権者は?

A:欧州金融安定ファシリティー(EFSF)はギリシャに1309億ユー ロを貸し付けており、ギリシャにとって最大の債権者。ユーロ圏各国 は529億ユーロ、IMFは約200億ユーロの債権を持つ。

Q:ECBも関係しているのか?

A:ECBとユーロ圏の各国中銀は特別なケースで、全体でギリシャ国 債を約270億ユーロ保有する。さらに、ギリシャの銀行に対して1180億 ユーロの流動性支援を行っているが、これはギリシャの債務額に現時点 で含まれていない。

Q:その他の投資家に対する債務額は?

A:12年の債務再編後、民間投資家は400億ユーロ弱のギリシャ国債を 保有する。

原題:Everything You Ever Wanted to Know About Greek Debt Relief: Q&A(抜粋)

--取材協力:Marcus Bensasson.

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