ギリシャ協議泥沼化でも米株式市場のブレーキとはならず

ギリシャと債権者との同国向け支援協議が泥 沼化する中でも、米株価を押し上げた投資家は全く意に介していない。

18日の米株式市場ではS&P500種株価指数が前日比1%上昇し、 ナスダック総合指数は過去最高値を更新した。その一方で、欧州連合 (EU)首脳の間では、ギリシャ救済プログラムの失効前に合意に至る 可能性について望みが薄れつつあることが鮮明となっている。

こうした米株式市場の反応は、ギリシャ問題をめぐる欧州の交渉は 演出されたものだとの見方と、たとえ何が起ころうとも、少なくとも米 連邦準備制度理事会(FRB)の動向ほどは米経済に影響を及ぼすこと はないとの自信によって説明できると、投資家らは話す。

アマースト・ピアポント・セキュリティーズのストラテジスト、ロ バート・シンチ氏は電話インタビューでギリシャ情勢に関し、「誰も気 にしていないと思う」と説明。「2010、11両年当時は、ギリシャ離脱の 考えはユーロをめぐる全ての実験にとってシステミックリスクと受け止 められていた」が、「今では単にギリシャだけの問題と考えられてい る」との見方を示した。

フィラデルフィア・トラストのリチャード・シーシェル最高投資責 任者(CIO)は「ギリシャ情勢はあくまでも同国自体の問題にとどま っている。投資家はちょっと気にするだけで、もう少し株価を押し上げ たい意向だ」と語った。

マックイーン・ボール・アンド・アソシエーツのビル・シュルツ CIOは電話取材に対し、「欧州はちゅうちょしながらも、最後には何 かを取りまとめるというのが投資家の印象だ」と分析。「イエレン FRB議長が今後の経済成長についての期待値を高めたことで、ギリシ ャ懸念とは別に、先行きに対してより前向きなトーンが広がった」と述 べた。

原題:Greece Impasse No Barrier to U.S. Rally as Traders Lose Interest(抜粋)

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