ソフトバンク:ロボット「ペッパー」を20日に一般発売、まず1000台

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ソフトバンクは家庭用のヒト型ロボット「P epper(ペッパー)」を20日に一般向けに発売すると発表した。世 界展開に向けてロボット子会社に中台企業から出資を受け入れる。

孫正義社長は18日に千葉県浦安市で開いた会見で、6月の販売分と して1000台を予定し、秋には法人ユーザー向けも発売することを明らか にした。また、ペッパーの「アルバイト派遣」(貸し出し)を来月から 開始する。時給は1500円という。ペッパーを提供するソフトバンクロボ ティクスに台湾の鴻海精密工業と中国のアリババ・グループ・ホールデ ィングがそれぞれ145億円出資し、20%ずつを保有する。

ペッパーはスマートフォンのようにアプリをダウンロードすること で、写真を撮ったり音楽を聴いたりすることができるほか、人の感情を 推測し簡単な会話を交わすことも可能だ。外部情報を取り込んで自らの 感情を持つロボットになったことが特徴という。ソフトバンクは新規事 業として、昨年6月に発表していた。

孫社長は「人の心が理解できるロボットに価値を見出している」と し、「愛の力が人々をより幸せにすることができる、そういうペッパー を目指している」と話した。その上で「30年後にはロボットが中核事業 の一つになる可能性がある」と述べた。遅くとも来年には世界展開した いとしたが、具体的なスケジュールについては言及しなかった。

市場作り

ペッパー向けアプリの開発を行う「生活革命」(さいたま市)の宮 沢祐光代表は「販売数が明らかになったことは前進」と話した。またア プリの開発者が支払わなくてはならない手数料を知りたいとした上で、 ペッパーの用途を広げるため「どのように市場を作っていくかがポイン トだ」と述べた。

ウェブサイトによると、ペッパーの本体価格は19万8000円。ただア プリをダウンロードするための基本プランに月額1万4800円、保険パッ クに同9800円かかる。開発者向けには、今年2月に先行して発売してい た。製造は鴻海に委託している。

ソフトバンクは2010年に発表した経営方針で「知的ロボットと共存 する社会を実現したい」と表明した。ロボット関連のグループ会社とし て、ソフトバンクロボティクスに加え、開発を担う仏アルデバランやロ ボットの基本ソフト(OS)「V-Sido(ブシドー)OS」を提供 するアスラテックなどがある。

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