きょうの国内市況(6月18日):株式、債券、為替市場

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●日経平均1カ月ぶり2万円割れ、米金利予測下げとギリシャ警戒で

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東京株式相場は日経平均株価が4日続落し、1カ月ぶりに2万円を 割り込んだ。米国の金融当局者が長期的な金利予測を引き下げたことで 為替のドル安・円高リスクが懸念され、ユーロ圏財務相会合を前にした ギリシャ問題の不透明感も広がった。輸送用機器や保険、空運、石油株 など東証1部33業種中、32業種が安い。

TOPIXの終値は前日比17.04ポイント(1%)安の1616.66と3 日連続安。日経平均株価は228円45銭(1.1%)安の1万9990円82銭で、 終値での2万円割れは5月18日以来。

アライアンス・バーンスタインの村上尚己マーケットストラテジス トは、「日本株が5月にラリーした理由の1つは、円安が急ピッチに進 んだことだった」と指摘。米金融当局は主流派でも9月利上げが厳しい とみる人が予想以上に多く、「ドル高・円安方向は変わらないにして も、そのピッチは時間がかかるかもしれない」と言う。ギリシャも「メ インストーリーは妥協だが、テールリスクはある」とした。

東証1部33業種は空運、石油・石炭製品、保険、証券・商品先物取 引、輸送用機器、不動産など32業種が下落、電気・ガスの1業種のみ上 昇。石油は、前日のニューヨーク原油先物の軟調がマイナス要因。不動 産は、バークレイズ証券が株価のアップサイドが小さくなったとし、不 動産賃貸業界の判断を「ポジティブ」から「ニュートラル」へ下げた。 東証1部の売買高は20億2396万株、売買代金は2兆3007億円。上昇銘柄 数は330、下落は1479。

売買代金上位では三菱UFJフィナンシャル・グループ、ソフトバ ンク、トヨタ自動車、第一生命保険、SUMCO、ユニ・チャーム、双 日、ダイキン工業、ANAホールディングスが売られ、バークレイズ証 券が投資判断を下げた住友不動産も安い。半面、東京電力やアルプス電 気、楽天、KLabは買われ、クレディ・スイス証券が目標株価を上げ た村田製作所、みずほ証券が投資判断を上げたヤマハも高い。

●債券続伸、株安・円高や40年入札順調で-長期金利は2週ぶり低水準

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債券相場は続伸。長期金利は一時2週間ぶり低水準を付けた。米国 債が米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に買い戻されたことに加 え、国内株安や円高進行、40年債入札結果が順調だったことを受けて買 いが優勢となった。

18日の長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比16銭高の146 円80銭で始まった。その後も、じりじりと水準を切り上げ、午後の入札 結果発表後には41銭高の147円05銭と、中心限月で10日以来の高値を付 けた。その後は147円付近でもみ合いとなり、結局、147円05銭とこの日 の高値で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の339回債利回 りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値を1.5ベーシ スポイント(bp)下回る0.46%で開始。午後に入ると一時0.435%と2日 以来の水準まで下げた。午後2時半すぎから0.44%で推移している。30 年物の47回債利回りは一時2bp低下の1.46%と、新発債として5月27日 以来の水準まで低下し、その後は1.465%で推移している。

メリルリンチ日本証券の大﨑秀一債券ストラテジストは、債券相場 について、「FOMC通過による安心感から、これまで買い控えていた 投資家の潜在需要が出てきた。先物、現物ともにしっかり」と話した。 「金利上昇局面では日銀の買いオペや償還資金の再投資などから国内需 給的には債券相場のサポート材料として意識されそうだ」とも言う。

財務省がこの日の午後零時45分に発表した表面利率1.4%の40年利 付国債(8回債)の利回り競争入札の結果によると、最高落札利回り は1.59%と事前の市場予想1.60%を下回った。投資家需要の強弱を示す 応札倍率は2.60倍と前回の2.58倍からやや上昇した。

●ドルが1週間ぶりに123円台割れ、FOMC受けた売り圧力根強い

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東京外国為替市場では、ドルが対円で1ドル=123円台を割り込 み、1週間ぶりの安値を付けた。前日の米連邦公開市場委員会 (FOMC)でメンバーによる政策金利の長期予測が引き下げられたこ とを受けたドル売り圧力が根強く残った。

18日午後3時5分現在のドル・円相場は122円98銭付近。ドルは123 円61銭を上値にじりじりと水準を切り下げ、午後には一時122円86銭 と、11日以来の安値を付けた。ユーロ・ドル相場は一時1ユーロ =1.1376ドルと10日以来の水準までユーロ高・ドル安が進み、同時刻現 在は1.1354ドル前後での取引となっている。

バークレイズ銀行の門田真一郎為替ストラテジストは、「FOMC が全体的にハト派的な内容だったので、その影響が足元でも引き続き出 てきている」と、ドル軟調の背景を説明。イエレン議長は米国の経済指 標で「決定的な証拠を待ちたい」というメッセージを示したとし、ドル 相場の方向性は指標次第だと付け加えた。

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