ノルウェー政府ファンドは短期債を選好-ボラティリティ警戒

8900億ドル(約109兆円)規模の政府系ファ ンド(SWF)であるノルウェーの「政府年金基金グローバル」は短期 債を選好している。市場のボラティリティが高まっている中で、突然の 価格変動を警戒している。

ファンドを運営するノルウェー中央銀行投資運用部門(NBIM) のイングベ・スリングスタッド最高経営責任者(CEO)は18日オスロ でインタビューに応じ、「一度は外為市場に移ったボラティリティが基 本的に債券市場に戻ってきたようだ」と述べた。「ポートフォリオのデ ュレーション(平均残存期間)を市場全体よりも短くして、債券市場の 価格変動に備えている」と語った。

世界の中央銀行の政策が乖離(かいり)し始めたことや銀行に対す る規制強化で市場の流動性が低下していることを背景に、債券市場のボ ラティリティは高まっている。

スリングスタッド氏は「低金利自体が低ボラティリティを意味する わけでないことは明らかだ」と述べた。

ノルウェーファンドは4月に、欧州の債券上昇相場が終わるとの予 想に基づき2兆5000クローネ(約40兆円)規模の債券ポートフォリオの 年限を短めにしたと明らかにしていた。

スリングスタッド氏は「株式市場では購入に関してボラティリティ を組織的に活用するようにしているが、債券市場で同じ戦略を取りたい かというと必ずしもそうではない」と語った。

原題:Norway’s $890 Billion Fund Likes Short Bonds Amid Volatility (1)(抜粋)

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