ユーロ圏:首脳会議でギリシャ打開に努力へ-悲観的な声も

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ユーロ圏は22日にブリュッセルで緊急首脳会 議を開き、ギリシャ問題を協議する。18日の財務相会合では合意に至る ことができなかった。

ギリシャが国際通貨基金(IMF)への約15億ユーロ(約2100億 円)の支払いが必要となる30日までに同国が支援を得られる望みはなく なったと、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)議長のデイセルブル ム・オランダ財務相が記者団に述べた。ギリシャが金融支援を受けるた めには救済プログラムの延長が必要になると付け加えた。

ギリシャがユーロ圏からの離脱を迫られると思うかとの問いに は「現在の状況はその方向に進んでいる」と答えた。

ギリシャと債権者側は18日、4時間にわたり協議したが、折り合い をつけられず、首脳会議の運びとなった。ギリシャの銀行への緊急支援 を欧州中央銀行(ECB)が見直し資本規制のリスクが迫る中でギリシ ャとユーロ圏を結ぶ絆は切れようとしているかもしれない。

トゥスク欧州連合(EU)大統領は「ギリシャ情勢を最高の政治的 レベルで緊急に協議すべき時だ」との声明を出し、22日午後7時(日本 時間23日午前2時)からサミットを開くと発表した。

救済プログラムの終了まで12日あるものの、一部の国では議会承認 が必要なことからギリシャがIMFへの支払いに間に合うように資金を 得るには既に遅すぎるとデイセルブルム議長が述べた。

「合意ができたとしても、救済プログラムの実施と資金供与が月内 に行われるとは考えられない」と同議長は述べた。

「大人同士の対話必要」

財務相会合と同じころにアテネでは数千人の市民が議会を囲み、ユ ーロ圏にとどまることを求めて政府に抗議した。

一方、ギリシャの当局者は同国は脅しに屈しないと発言。ギリシャ からの資本逃避や同国の経済・金融システム不安定化を図る陰謀の前に 冷静と断固たる姿勢を維持すると言明した。

ギリシャのバルファキス財務相は新たな信頼できる案を債権者側に 提出したとし、交渉不調の可能性を議論することを拒んだ。その一方で 債権者側がギリシャを「危険なほど事故に近づけている」とも批判し た。

「緊急にすべき重要なことは大人同士の対話だ」とIMFのラガル ド専務理事はバルファキス財務相の発言後に述べた。

対立の深さにマルタとフィンランドの財務相は合意可能性への疑問 を呈した。

原題:EU Calls Emergency Summit With Greece Out of Time to Receive Aid(抜粋)

--取材協力:Scott Lanman、Richard Bravo、Shelley Smith、Rainer Buergin、Karl Stagno Navarra、Stephanie Bodoni、Corina Ruhe、Kevin Costelloe、Rebecca Christie、Andrew Mayeda、Hans Nichols、Nikos Chrysoloras.

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