欧州株:ほぼ変わらず-米利上げペース楽観もギリシャが重し

18日の欧州株式相場は前日からほぼ変わら ず。米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げが緩やかなペースにな るとの楽観が強まったものの、ギリシャ協議が引き続き重しとなった。

指標のストックス欧州600指数は前日比0.1%高の384.22で終了。こ の日に米国で発表された先週の週間新規失業保険申請件数は前週比で減 少、5月の景気先行指標総合指数は市場予想を上回る伸びとなったが、 同月の消費者物価上昇率は予想を下回った。これらを手掛かりに、それ まで一時1.5%安となっていたストックス600指数は下げを埋めた。

コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏(ロンドン 在勤)は「比較的控えめな数字となったインフレ統計は、FOMCの行 動の必要性がそれほど強くないことを示唆している」と指摘。「利上げ ペースは緩やかになるとのメッセージを強めるものだ。ギリシャのリス クは依然としてある。こうした状況はこれまでにもあったが、市場関係 者は物事が本当に大詰めを迎えるまで慎重に取引したいものだ」と語っ た。

ギリシャ協議が進展するのか注目される中、国際通貨基金 (IMF)のラガルド専務理事は同国が期日である6月30日に支払いで きなければ、それは支払い遅延であり猶予期間はないと言明した。72億 ユーロ規模の救済融資をめぐる対立の解消に向け、ユーロ圏の財務相ら はこの日会合を開いた。

個別銘柄では、スイス重電のABBが3.2%下げ、ドイツの建設会 社ビルフィンガーは14%の大幅安となった。一方、テレコム・イタリア は4.1%値上がりした。

原題:Europe Stocks Little Changed Amid Fed Optimism, Greek Debt Talks(抜粋)

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