トヨタのハンプ常務、警視庁が麻薬取締法違反容疑で逮捕

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警視庁は18日、麻薬であるオキシコドンを米 国から輸入したとしてトヨタ自動車のジュリー・ハンプ常務役員(55) を麻薬取締法違反(輸入)の疑いで逮捕した。本人は容疑を否認してい る。豊田章男社長は19日会見を開き、陳謝した。

警視庁広報担当がブルームバーグの電話取材に18日、ハンプ容疑者 逮捕を確認した。オキシコドンは米国時間で8日に発送されて日本時 間11日成田空港着の航空小口急送貨物で輸入された、と東京税関から通 報があったとしている。航空小口急送貨物の利用には輸入申告が必要。 ハンプ容疑者は麻薬を輸入したとは思っていない、と容疑を否認してい るという。逮捕の状況を含む詳細は明らかにしていない。

ハンプ容疑者はトヨタ・ノースアメリカのグループ・バイス・プレ ジデントから4月1日付で昇格したばかり。トヨタで初の女性常務役員 でグローバル広報部門や渉外部門を統括している。米ゼネラル・モータ ーズ(GM)と米ペプシコを経て2012年にトヨタに入っていた。

「世間をお騒がせしたことは誠に申し訳ない」と豊田社長は19日夕 方に東京本社で行われた記者会見で述べた。「ハンプ氏はかけがえのな い仲間」であり、「捜査を通じて法を犯す意図がなかったことが明らか になると思う」と話した。

厚生労働省の資料によると、「オキシコドン」を含む麻薬は厚労相 の許可を受けた麻薬輸入業者でなければ輸出入はできないと「麻薬及び 向精神薬取締法」で定められている。例外規定として自身の疾患治療が 目的で事前に地方厚生局長の許可を受ければ携帯して輸出入することは できるとしている。

--取材協力:浅井秀樹、河元伸吾.

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