ギリシャ危機:ラガルド氏に重責-仏財務相の経験生かせるか

クリスティーヌ・ラガルド氏はギリシャ債務 危機でさまざまな役割を果たしてきた。そして今、国際通貨基金 (IMF)の専務理事として決定的な役割を担おうとしている。

5年余り前のギリシャ債務危機発生当時、ラガルド氏はフランスの 財務相を務め、ギリシャにユーロ圏のルールに従うよう力説していた。 そのルールブックがぼろぼろになった今、IMF専務理事の職にあるラ ガルド氏は、デフォルト(債務不履行)回避に向けて譲歩しないギリシ ャを説得するという難しい任務を負っている。同氏の条件は、結果とし てギリシャを持続可能な軌道に乗せる必要があり、そうしなければ IMFは署名しないということだ。

通貨同盟の未来だけでなく、IMF自身の信頼性も揺らぎかねない 危機にさらされている。ギリシャ政府は今月末に17億ドル(約2090億 円)を返済しなければならず、ラガルド専務理事はギリシャが付加価値 税と年金制度改革に取り組み、欧州には債務返済の先送りでギリシャの 負担を軽減してほしいと考えている。

元IMF当局者で、現在はアメリカン・エンタープライズ公共政策 研究所(AEI)のレジデントフェローを務めるデズモンド・ラックマ ン氏は、「ギリシャに屈すれば、ルールは存在しないということを他の 国や地域に知らしめることになってしまうという、ドイツと共通した問 題をIMFは抱えている」と指摘。「ラガルド氏はIMFの運営を預か っており、何らかの責任を負わなければならないだろう」と述べた。

原題:Lagarde Rehearses Greek Dealmaker Role in Bid for Compromise (1)(抜粋)

--取材協力:Ian Wishart、Andrew Clapham.

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