日豪に注目、シンガポールのオフィス市場は割高-独ユニオン

シンガポールのオフィス市場はオーストラリ アや日本と比べると割高だと資金運用でドイツ最大手のユニオン・イン ベストメントはみている。供給スペースの過剰や賃貸料の伸び鈍化を理 由に挙げた。

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドによれば、シンガポー ル経済が成長鈍化の兆しを示す中で、同国のオフィス賃貸料は1-3月 (第1四半期)にピークに達した。シンガポール中心部の商業地区の 「A」級物件のオフィス賃貸料は今後2年で14%下がり、1平方フィー ト(約0.09平方メートル)当たり月9.12シンガポール・ドルとなる可能 性があるとクッシュマンは試算する。

ユニオンの投資運用担当アジア太平洋責任者エリック・チアー氏は シンガポールでのインタビューで、シンガポールを「実用的な面から見 れば、資産の質や完成度、市場の透明性はプラスだ。だが経済的なリタ ーンをを踏まえれば、現時点で魅力は薄れている」と述べた。同氏によ れば、シンガポールにオフィス資産1件を保有するユニオンは、豪州と 日本のオフィス物件への投資を増やしつつある。

ユニオンは世界で2400億ユーロ(約34兆円)相当を運用。不動産資 産は約290億ユーロだ。チアー氏はユニオンがアジア太平洋地域の不動 産投資を向こう3-5年で倍の20億ユーロにする計画だと説明した。ユ ニオンは東京で10の投資物件を保有するほか、大阪でオフィス資産の投 資対象を探す可能性があり、豪州での投資機会も求めるという。

原題:Singapore Offices Expensive as New Towers Vie for Tenants (1)(抜粋)

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